出雲大社は縁結びの神社として有名ですが、それだけではありません。
出雲大社は日本の歴史や文化に深く関わる神聖な場所です。
出雲大社に行かないと損する理由はたくさんあります。
出雲大社に行くと、縁結びのご利益はもちろん、国宝や古代遺跡、万葉集に詠まれた景色や名所など、見どころが満載です。
この記事では、
・神議りの日程や見どころを事前に確認する
・参拝の仕方やお守りに気を付ける
・国宝や古代遺跡を巡る観光コースを楽しむ
・万葉集に詠まれた景色や名所を見て感じる
について旅行好きの私が詳しく紹介します。
出雲大社に興味がある方や行ってみたいと思っている方の役に立つと思います。
私は出雲大社が大好きで、何度も訪れています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
出雲大社は10月にご利益があるって本当？神在月に参拝すると縁結びが叶う理由とは？
出雲大社は縁結びの神様として有名ですが、その中でも10月は特別な月です。
なぜなら、10月は神在月（かみありづき）と呼ばれ、全国の神々が出雲に集まって人々の縁を決めるとされるからです。
この神在月に出雲大社に参拝すると、縁結びのご利益がより強くなると言われています。
では、なぜ神在月に参拝すると縁結びが叶うのでしょうか？
その理由を探ってみましょう。
まず、神在月とは何かを知る必要があります。
神在月とは、旧暦の10月のことで、新暦では11月頃にあたります。
この時期には、日本各地の神々が出雲大社に集まって、来年の人間界の縁や運命を話し合うという伝承があります。
この話し合いを「神議り（かみはかり）」と呼びます。
神議りは、日本神話に登場する国譲り（くにゆずり）の際に行われたものが始まりだと言われています。
国譲りとは、天照大神が孫である天孫（あまつひこ）に日本列島を譲ったことを指します。
その際に、天孫が降臨する場所を決めるために、全国の神々が出雲大社に集まったとされています。
そして、神議りが行われる間は、出雲大社の祭神である大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）が全ての神々をもてなす役目を担います。
大国主大神は、日本神話では天孫と争った末に和解し、国譲りを承諾した神様です。
また、自らも多くの女性と結ばれた恋愛の達人でもあります。
そのため、大国主大神は縁結びの神様として崇められています。
このようにして、出雲大社では毎年10月に全国の神々が集まり、大国主大神がもてなすという伝承が生まれました。
そして、この時期に出雲大社に参拝することで、大国主大神や他の神々から縁結びのご利益を受けられると信じられるようになりました。
つまり、出雲大社は10月にご利益があるのは本当なのです。
神在月に参拝することで、縁結びのパワーが強まるというのは、日本神話や伝承に基づいたものなのです。
もちろん、神在月以外の時期に参拝しても、縁結びのご利益はあります。
ですが、特に10月は神々が集まるということで、より一層の効果が期待できると言えるでしょう。
神在月に出雲大社に行くなら知っておきたい！神議りの日程と見どころとは？
神在月に出雲大社に行くなら、神議りの日程と見どころを知っておくと良いでしょう。
神議りとは、全国の神々が出雲大社に集まって人々の縁を決める話し合いのことです。
この神議りは、毎年10月（旧暦）に行われますが、その正確な日程は毎年変わります。
なぜなら、旧暦は新暦とずれているため、新暦でいう11月頃になることが多いからです。
また、神議りは数日間にわたって行われますが、その始まりと終わりの日も毎年変わります。
そのため、神在月に出雲大社に行く場合は、事前に日程を確認することが大切です。
では、どこで日程を確認できるのかですが、その方法は2つあります。
一つ目は、出雲大社の公式サイトを見ることです。
出雲大社の公式サイトでは、毎年9月頃に神在月の日程が発表されます。
また、神在月中の各種行事やイベントの情報も掲載されます。
二つ目は、出雲大社に直接問い合わせることです。
出雲大社では、電話やメールで問い合わせを受け付けています。
もし、公式サイトで日程が分からない場合や、詳細な情報が欲しい場合は、直接問い合わせてみると良いでしょう。
さて、日程を確認したら、次は神議りの見どころを知っておきましょう。
神議りに関連する見どころは主に3つあります。
一つ目は、「迎え火（むかえび）」です。
「迎え火」とは、神在月の初日に行われる行事で、全国の神々を出雲大社に迎え入れるために火を焚くことです。
「迎え火」は夕方から夜にかけて行われますが、その様子は非常に幻想的で美しいです。
「迎え火」を見ることで、神々が実際に出雲大社に来ているという感覚を味わえます。
二つ目は、「送り火（おくりび）」です。
「送り火」とは、神在月の最終日に行われる行事で、全国の神々を出雲大社から送り出すために火を焚くことです。
「送り火」も「迎え火」と同様に夕方から夜にかけて行われますが、その様子は非常に感動的で壮大です。
「送り火」を見ることで、神々が出雲大社から去っていくという寂しさと感謝の気持ちを共有できます。
三つ目は、「神在祭（かみありまつり）」です。
「神在祭」とは、神在月中に行われる出雲大社の例祭で、神々をもてなすためにさまざまな儀式や行事が行われます。
「神在祭」では、神楽や舞楽などの伝統芸能や、鏡開きや餅投げなどの縁起物が見られます。
「神在祭」を見ることで、出雲大社の歴史や文化を感じることができます。
以上が、神議りの日程と見どころについての説明です。
神在月に出雲大社に行くなら、ぜひこれらの行事に参加してみてください。
きっと、縁結びのご利益だけでなく、出雲大社の魅力も感じられるはずです。
出雲大社の縁結びのご利益を高める方法！参拝の仕方やおすすめのお守りとは？
出雲大社には縁結びのご利益がありますが、そのご利益を高める方法があるのです。
出雲大社に参拝する際には、参拝の仕方やお守りに気を付けることで、縁結びのパワーをより受け取ることができます。
では、具体的にどのようなことに気を付ければ良いのかその方法を紹介します。
まず、参拝の仕方についてです。
出雲大社に参拝する際には、通常の神社とは異なる参拝の仕方があります。
それは、「二礼四拍手一礼」というものです。
これは、参拝する前に二回深くお辞儀をし、四回手を打ち、最後にもう一回深くお辞儀をするというものです。
この参拝の仕方は、出雲大社だけでなく、出雲大社から分霊された神社でも行われます。
この参拝の仕方は、神々への敬意や感謝を表すもので、縁結びの祈願をする際には特に重要です。
次に、お守りについてです。
出雲大社では、縁結びに関するさまざまなお守りが販売されています。
その中でも、特におすすめなのが、「縁結び札（えんむすびふだ）」と「縁結び玉（えんむすびだま）」です。
「縁結び札」は、自分の名前や願い事を書いて神前に奉納することで、縁結びのご利益を得られるというものです。
「縁結び玉」は、赤い玉と白い玉が一対になったもので、自分が持っている玉と相手が持っている玉が引き合うように祈ることで、縁結びのご利益を得られるというものです。
これらのお守りは、出雲大社で購入することができます。
以上が、出雲大社の縁結びのご利益を高める方法についての説明です。
出雲大社に参拝する際には、参拝の仕方やお守りに気を付けてみてください。
きっと、縁結びのパワーがより感じられるはずです。
出雲大社に行ったら必見！歴史ある国宝や古代遺跡を巡る観光コースとは？
出雲大社は縁結びだけでなく、歴史や文化も豊かな場所です。
出雲大社の境内や周辺には、国宝や古代遺跡などの見どころがたくさんあります。
出雲大社に行ったら、ぜひこれらの歴史ある建造物や遺跡を巡ってみてください。
では、どのような観光コースがおすすめなのかそのコースを紹介します。
まず、出雲大社の境内にある国宝や重要文化財を見てみましょう。
出雲大社の本殿は、日本最古の建築様式である「出雲造（いずもづくり）」で建てられたもので、国宝に指定されています。
出雲造は、屋根が傾斜している特徴的な形をしており、古代の神々への畏敬の念を感じさせます。
また、出雲大社の拝殿や神楽殿も重要文化財に指定されており、美しい彫刻や絵画が施されています。
これらの建造物は、出雲大社の歴史や芸術性を堪能できます。
次に、出雲大社の周辺にある古代遺跡を見てみましょう。
出雲大社の近くには、日本最古の銅鐸や銅剣が出土した「古代出雲歴史博物館（こだいいずもれきしばくぶつかん）」があります。
この博物館では、出雲大社と関係する古代遺跡や出土品を展示しており、当時の生活や信仰を知ることができます。
また、博物館の敷地内には、「神門（かんど）」と呼ばれる巨石があります。
この神門は、かつて出雲大社の入口だったと言われており、その大きさに圧倒されます。
これらの遺跡は、出雲大社の古さや規模を感じさせます。
以上が、出雲大社に行ったら必見の観光コースについての説明です。
出雲大社に行ったら、ぜひこれらの国宝や古代遺跡を巡ってみてください。
きっと、出雲大社の魅力がより深まるはずです。
出雲大社で感じる万葉の風情！日本最古の歌集に詠まれた景色や名所とは？
出雲大社は縁結びだけでなく、文学や詩歌にも関係する場所です。
出雲大社は日本最古の歌集である「万葉集（まんようしゅう）」に何度も詠まれており、その景色や名所は今でも残っています。
出雲大社で感じる万葉の風情を味わってみましょう。
では、どのような景色や名所が万葉集に詠まれているのかその例を紹介します。
まず、「因幡（いなば）」という地名が万葉集に詠まれています。
「因幡」とは、現在の鳥取県と島根県東部を指す古代地名で、出雲大社のある出雲市も含まれます。
万葉集には、「因幡の白兎（いなばのしろうさぎ）」という有名な物語があります。
この物語は、因幡の海岸で傷ついた白い兎を助けた大国主大神と、その兎に化けた女神との恋愛を描いたものです。
この物語に登場する「因幡の海岸」は、「白兎海岸（しらとかいがん）」と呼ばれており、今でも白い砂浜や岩場が見られます。
白兎海岸は、出雲大社から車で約30分のところにあります。
次に、「出雲国風土記（いずものくにふどき）」という書物が万葉集に詠まれています。
「出雲国風土記」とは、古代に出雲国（現在の島根県）の歴史や地理を記したもので、万葉集ではその内容を引用した歌があります。
例えば、「出雲国風土記」に登場する「日御碕（ひのみさき）」という場所は、「日本最初の日の出を見ることができる」という意味で詠まれています。
日御碕は、出雲大社から車で約40分のところにある岬で、今でも美しい日の出が見られます。
最後に、「神代（かみよ）」という言葉が万葉集に詠まれています。
「神代」とは、神々が支配していた時代のことで、万葉集ではその時代を懐かしむ歌があります。
例えば、「神代にもなかりける 人ならば 今ぞ恋しき 出雲なるかな」という歌は、「神代に生まれていたら、今こんなに恋しく思わなかっただろうか」という意味です。
この歌は、出雲大社を訪れた人が、神々と交わることができた神代を想像したものです。
出雲大社は、神代の面影を残す神聖な場所です。
以上が、出雲大社で感じる万葉の風情についての説明です。
出雲大社で万葉集に詠まれた景色や名所を見てみましょう。
きっと、万葉集の歌人たちの気持ちが分かるはずです。
まとめ
出雲大社は縁結びだけでなく、歴史や文化も豊かな場所です。
出雲大社に行く際のポイントは以下の5つです。
・神議りの日程や見どころを事前に確認する
・参拝の仕方やお守りに気を付ける
・国宝や古代遺跡を巡る観光コースを楽しむ
・万葉集に詠まれた景色や名所を見て感じる
出雲大社に行くことで、縁結びだけでなく、出雲大社の魅力も感じられます。
出雲大社は日本の歴史や文化に深く関わる神聖な場所です。
もし機会があれば、ぜひ訪れてみてください。