コオロギみたいな虫が家に入ってくると不快ですが、駆除するだけでなく予防することもできます。
コオロギみたいな虫というのは、コオロギに似た外見や生態を持つ昆虫の総称です。
コオロギは秋の虫として親しまれていますが、家の中ではうるさいし汚いし嫌われています。
また、コオロギに似た虫としてカマドウマやケラ、コロギスなどがありますが、これらも見た目が不快で鳴き声もしないため、嫌われています。
この記事では、
・カマドウマとケラの見分け方と駆除方法
・コロギスはコオロギとどう違うか
・コオロギやコオロギに似た虫の鳴き声の仕組み
について分かりやすく解説しました。
コオロギやコオロギに似た虫に悩んでいる方や、家の中を快適に保ちたい方の役に立つと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
コオロギみたいな虫が家の中に入ってくるのはなぜ？その原因とは？
秋になると、コオロギやコオロギに似た虫が家に入ってきて困ることはあるはずです。
コオロギは秋の虫として親しまれていますが、家の中では不快な存在と感じる人も多いと思います。
また、コオロギに似た虫としてカマドウマやケラ、コロギスなどがありますが、これらも見た目が不快で鳴き声もしないため、嫌われています。
カマドウマとケラが家に入ってくる原因
カマドウマとケラは家に入ってくることがありますが、その原因は主に以下の3つです。
・家の中の湿気に惹かれる
・外から家に入りやすい隙間がある
家の中にある餌に惹かれる
カマドウマとケラは植物や動物の死骸などを食べます。
そのため、家の中にある食べ物やゴミなどに惹かれて入ってくることがあります。
家の中の湿気に惹かれる
また、カマドウマとケラは乾燥に弱くて湿気を好みます。
そのため、家の中の水回りや湿った場所に惹かれて入ってくることがあります。
外から家に入りやすい隙間がある
さらに、カマドウマとケラは小さくて細いので、外から家に入りやすい隙間があると、そこから侵入してきます。
例えば、玄関や窓の隙間や、エアコンのドレンホースや換気扇などの穴などです 。
コオロギみたいな虫が家の中に入ってきた時の駆除方法とは？
カマドウマとケラを駆除する方法はいくつかありますが、代表的なものは以下の4つです。
・粘着テープを使う
・ペットボトルでトラップを作る
・捕まえて外に出す
殺虫剤や毒餌剤を使う
殺虫剤や毒餌剤を使う方法は、カマドウマやケラが出没する場所にスプレーや粉末などを散布する方法です。
これは効果的な方法ですが、人間やペットにも有害な成分が含まれている場合があるので、注意して使う必要があります 。
また、死んだカマドウマやケラを処理する手間もかかります。
粘着テープを使う
粘着テープを使う方法は、カマドウマやケラが歩く場所に粘着テープを貼って捕まえる方法です。
これは安全で簡単な方法ですが、粘着テープを貼る場所を選ぶ必要があります。
また、粘着テープが汚れたり乾燥したりすると効果が低下します。
ペットボトルでトラップを作る
ペットボトルでトラップを作る方法は、ペットボトルの底を切って逆さまにして入れ口を作り、中に餌や水を入れておく方法です。
これは手作りで楽しめる方法ですが、カマドウマやケラが入っても出られないようにする工夫が必要です。
例えば、ペットボトルの内側に油を塗ったり、入れ口に針金や紐を巻いたりすると良いでしょう。
ペットボトルのトラップは、カマドウマやケラが出没する場所に置いておきます。
カマドウマやケラが餌や水に惹かれてペットボトルに入ると、出られなくなります。
その後、ペットボトルごと捕まえて外に出すか、中のカマドウマやケラを処分するかしてください。
捕まえて外に出す方法は、カマドウマやケラを殺さずに追い出す方法です。
これは動物愛護の観点から好ましい方法ですが、再び家に入ってこないようにする保証はありません。
捕まえて外に出す
捕まえて外に出す方法は、カマドウマやケラを見つけたら素早く捕まえるか、容器などで覆って移動するかする方法です。
カマドウマやケラは素早く動くので、捕まえるのは難しいかもしれません。
また、触ると刺激されて噛んだり刺したりする場合があるので、手袋などで保護することをおすすめします。
捕まえたカマドウマやケラは、家から離れた場所に放してあげてください。
以上のように、カマドウマとケラの駆除方法を紹介しました。
カマドウマとケラはコオロギみたいな虫ですが、コオロギとは違う特徴や生態を持っています。
家に入ってきたら不快ですが、自然界では重要な役割を果たしています。
駆除するときは殺さずに追い出すことができるならば、そうしてあげてください。
コオロギみたいな虫が家の中に入ってきた時のカマドウマとケラの見分け方とは？
カマドウマとケラは、コオロギに似た虫の代表的な種類です。
カマドウマは俗に「便所コオロギ」とも呼ばれますが、実はコオロギとは別の科に属する昆虫です。
カマドウマは前脚がモグラのように発達しており、土中を掘ることができます。
そのため、庭や畑などに穴を開けて住んでいます。
カマドウマは夜行性で、夜になると活動します。
カマドウマは翅で鳴き声を出すことができますが、人間には聞こえません。
一方、ケラは俗に「おけら」とも呼ばれますが、これもコオロギとは別の科に属する昆虫です。
ケラも前脚がモグラのように発達しており、土中を掘ることができます。
そのため、カマドウマと同様に庭や畑などに穴を開けて住んでいます。
ケラも夜行性で、夜になると活動します。
しかし、ケラは翅で鳴き声を出すことができません。
カマドウマとケラは見た目が似ていますが、見分け方はあります。
カマドウマは体長約2cmで体色は茶色です。
翅はあるものとないものがあります。
翅がある場合は後ろ脚よりも長くて先端が尖っています。
翅がない場合は後ろ脚よりも短くて先端が丸くなっています。
また、頭部から胸部にかけては黒い縦縞があります。
一方、ケラは体長約1.5cmで体色は黒っぽいです。
翅はなくて、後ろ脚も短くて細いです。
また、頭部から胸部にかけては黒い横縞があります。
コロギスはコオロギとはどう違うのか？
コロギスはコオロギ上科・コオロギ科に属する昆虫で、コオロギとよく似ていますが、体色が黒っぽくて翅が短いのが特徴です。
コロギスは日本ではヒメコロギスという種類が分布しています。
コロギスは体長約1cmで体色は黒から暗褐色です。
翅はあるものとないものがありますが、あっても後ろ脚よりも短くて飛ぶことができません。
また、頭部から胸部にかけては黒い斑点があります。
コロギスはコオロギと同様に翅で鳴き声を出すことができますが、人間には聞こえない超音波です。
コロギスの鳴き声は、メスを引き寄せるための求愛音と、他のオスとの争いを避けるための威嚇音とがあります。
コロギスは夜行性で、夜になると活動し、植物や動物の死骸などを食べます。
コロギスはコオロギと同じく家に入ってくることがありますが、その原因は以下の2つです。
・家の中の温度に惹かれる
コロギスは植物や動物の死骸などを食べます。
そのため、家の中にある食べ物やゴミなどに惹かれて入ってくることがあります。
また、コロギスは寒さに弱くて温度を好みます。
そのため、家の中の暖かい場所に惹かれて入ってくることがあります。
特に冬場は、家の中が外よりも温かいので、コロギスが家に入ってくる可能性が高くなります。
コロギスを駆除する方法はカマドウマやケラと同じです。
殺虫剤や毒餌剤を使う方法、粘着テープを使う方法、ペットボトルでトラップを作る方法、捕まえて外に出す方法などがあります。
ただし、コロギスはカマドウマやケラよりも小さくて細いので、隙間から逃げやすいです。
そのため、隙間を埋めたり塞いだりすることも有効です。
以上のように、コロギスはコオロギとどう違うかを紹介しました。
コロギスはコオロギみたいな虫ですが、体色や翅や鳴き声などに違いがあります。
家に入ってきたら不快ですが、自然界では重要な役割を果たしています。
駆除するときは殺さずに追い出すことができるならば、そうしてあげてください。
コオロギやコオロギに似た虫の鳴き声はどうやって出すの？
コオロギやコオロギに似た虫の鳴き声は、秋の夜に聞くと心地よいものですが、家の中ではうるさいものです。
では、コオロギやコオロギに似た虫はどうやって鳴き声を出すのか？
ここからは、コオロギやコオロギに似た虫の鳴き声の仕組みについて解説します。
コオロギやコオロギに似た虫は翅で鳴き声を出します。
翅は左右に一対ありますが、左右で形や役割が異なります。
左側の翅は上翅と呼ばれており、硬くて厚いです。
上翅には筋状に隆起した部分があります。
これをこすり板と呼びます。
右側の翅は下翅と呼ばれており、薄くて柔らかいです。
下翅には膜状に広がった部分があります。
これをコオロギやコオロギに似た虫は翅で鳴き声を出します。
翅は左右に一対ありますが、左右で形や役割が異なります。
左側の翅は上翅と呼ばれており、硬くて厚いです。
上翅には筋状に隆起した部分があります。
これをこすり板と呼びます。
右側の翅は下翅と呼ばれており、薄くて柔らかいです。
下翅には膜状に広がった部分があります。
これを音鏡と呼びます。
コオロギやコオロギに似た虫は、上翅のこすり板と下翅の音鏡をこすり合わせることで鳴き声を出します。
具体的には、上翅のこすり板を下翅の音鏡に押し当てて摩擦させることで、振動を発生させます。
この振動が空気中に伝わって音波となります。
音鏡は振動を増幅させる役割も果たします。
コオロギやコオロギに似た虫は、このようにして様々な鳴き声を出します。
コオロギやコオロギに似た虫の鳴き声は、種類や性別や目的によって異なります。
一般的には、オスがメスを引き寄せるための求愛音や、他のオスとの争いを避けるための威嚇音や、メスと交尾する際の交尾音などがあります。
また、気温や湿度や光などの環境要因によっても鳴き声は変化します。
例えば、気温が高いほど鳴き声の速度や高さが上がります。
以上のように、コオロギやコオロギに似た虫の鳴き声の仕組みを紹介しました。
コオロギやコオロギに似た虫は翅で鳴き声を出しますが、その方法や意味は様々です。
家の中ではうるさいですが、自然界では重要な役割を果たしています。
駆除するときは殺さずに追い出すことができるならば、そうしてあげてください。
コオロギやコオロギに似た虫が家に入らないようにする予防策とは？
コオロギやコオロギに似た虫が家に入ってくると不快ですが、駆除する前に予防することもできます。
予防する方法は主に以下の3つです。
・エアコンのドレンホースや換気扇に防虫カバーやフィルターを付ける
・家の中の食べ物やゴミを片付ける
玄関や窓を長時間開けっ放しにしない
玄関や窓を長時間開けっ放しにしない方法は、コオロギやコオロギに似た虫が外から家に入るのを防ぐ方法です。
コオロギやコオロギに似た虫は夜行性で、夜になると活動します。
そのため、夜に玄関や窓を開けておくと、コオロギやコオロギに似た虫が入ってきやすくなります。
特に、明かりがついている場所は虫が集まりやすいので、注意してください。
玄関や窓を開けるときは、網戸やカーテンなどで隙間を塞ぐことも有効です。
エアコンのドレンホースや換気扇に防虫カバーやフィルターを付ける
エアコンのドレンホースや換気扇に防虫カバーやフィルターを付ける方法は、コオロギやコオロギに似た虫が家の中に侵入する隙間を減らす方法です。
コオロギやコオロギに似た虫は小さくて細いので、エアコンのドレンホースや換気扇などの穴から家の中に入ってくることがあります。
そのため、エアコンのドレンホースや換気扇に防虫カバーやフィルターを付けることで、コオロギやコオロギに似た虫が入ってこないようにすることができます。
防虫カバーやフィルターはホームセンターや通販などで手軽に購入できます。
家の中の食べ物やゴミを片付ける
家の中の食べ物やゴミを片付ける方法は、コオロギやコオロギに似た虫が家の中に餌を求めて入ってくるのを防ぐ方法です。
コオロギやコオロギに似た虫は植物や動物の死骸などを食べます。
そのため、家の中に食べ物やゴミなどが残っていると、コオロギやコオロギに似た虫が惹かれて入ってきます。
特に、台所やダイニングなどの水回りや食事をする場所は注意してください。
食べ物やゴミはこまめに片付けて、密閉容器などに入れておくことが大切です。
以上のように、コオロギやコオロギに似た虫が家に入らないようにする予防策を紹介しました。
コオロギやコオロギに似た虫は駆除するよりも予防する方が簡単で効果的です。
玄関や窓を開けるときは網戸やカーテンで隙間を塞ぎ、エアコンのドレンホースや換気扇に防虫カバーやフィルターを付け、家の中の食べ物やゴミを片付けることで、コオロギやコオロギに似た虫が家に入ってくるのを防ぐことができます。
まとめ
コオロギやコオロギに似た虫は家に入ってくると不快ですが、駆除するだけでなく予防することもできます。
コオロギやコオロギに似た虫が家に入ってくる対策は以下の2つです。
・エアコンのドレンホースや換気扇に防虫カバーやフィルターを付ける
コオロギやコオロギに似た虫が家に入ってくるのを防ぐことで、家の中が快適になります。
しかし、コオロギやコオロギに似た虫は自然界では重要な役割を果たしています。
駆除するときは殺さずに追い出すことができるならば、そうしてあげてください。