結婚式にゲストとして参加したことはあっても、家族の一員としての参加は初めてという方も多いでしょう。
特に、新郎の姉としての役割については、どのように振る舞うべきか迷うことがよくあります。
親の役割に関しては、マナー本などで詳しく解説されていることが多いですが、新郎の姉の場合、その指針が不明瞭で戸惑うことがあります。
そこで、新郎の姉として結婚式に参加する際の適切な振る舞いや心構えについて、いくつかのポイントをまとめてみました。
弟の結婚式の姉の役割とは?
新郎の姉として結婚式に参加する際は、親族の一員としてゲストを温かく迎える心構えが求められます。
ゲストに対しては、出席してくれたことへの感謝と、普段から弟がお世話になっていることへの感謝の気持ちを伝えることが大切です。
披露宴では、新郎新婦が衣装を変える際など、通常は両家の親がゲストのテーブルを回って挨拶をしますが、兄弟姉妹も挨拶をするべきだという意見もあります。
しかし、この意見には現実的ではないという反対意見も多く、実際に兄弟姉妹が挨拶回りをしている場面を見たことがないという声も多いです。
個人的にも、兄弟姉妹による挨拶回りは少し疑問ですが、実際に行われたら、それはそれで親族としての礼儀正しさを感じることでしょう。
もちろん、参加しなくても問題はありません。礼儀を欠くわけではないので、安心してください。
ただ、家族が過度に関わると見られることもあるため、どう行動するかは慎重に考える必要があります。
要するに、絶対に出席しなければならないわけではなく、出席しなくても無礼には当たらないということです。
ただし、その場の雰囲気に応じてどう行動するかは自分で判断することが大切です。
当日は柔軟に対応できるよう、心の準備をしておくことが重要です。
例えば、何か問題が起きた時に迅速にサポートできるようにしておくことです。
目立ちすぎず、かといって控えめすぎず、適切なバランスを保つことが求められます。
これは思った以上に難しい役割かもしれません。
弟の結婚式で姉が避けるべきことは?
何よりも避けるべきは、目立ちすぎることです。
これは行動だけでなく、特に服装に関しても言えることです。
通常、和装が推奨されることが多いですね。
姉が既婚であれば黒留袖、未婚であれば色留袖が無難です。
年齢によっては黒留袖が合わない場合もあり、その際は既婚者でも色留袖を選ぶことがあります。
最近では形式にこだわらない結婚式も増えており、母親が黒留袖を着用し、他の親族が洋装を選ぶこともあります。
これは新婦側の親族とのバランスを考慮して決めるのがベストです。
大切なのは、自分の立場や年齢にふさわしい服装を選ぶこと。
マナーに反する服装で弟に恥をかかせないように気をつけましょう。
弟の結婚式における姉の役割について、いくつかのポイントを挙げてみましょう。
まず、服装選びにおいては、白や淡いベージュ、アイボリーのような色は避けた方が良いでしょう。
これらの色は花嫁と同じように見えてしまい、記念写真での映り方に影響を与える可能性があります。
この点は、姉に限らず親族全員に当てはまるアドバイスです。
しかし、その反面で全身を黒で統一するのも適切ではありません。
結婚式はお祝いの場であり、暗い色はその雰囲気にそぐわないためです。
大切なのは、派手すぎず地味すぎないバランスを取ることです。
特に男性親族が黒い服を着ることが多いので、女性としては適度に華やかな色を選ぶことが求められます。
弟の結婚式での姉の役割のまとめ
弟の結婚式での姉の役割をまとめると、以下のようになります。
・目立ちすぎない服装と行動を心がけ、特に服装に関しては家族間のバランスを考慮し、年齢や立場に相応しいものを選ぶ。
・弟やその配偶者からの要望に耳を傾け、可能な限り応えること。
彼らが主役として最も輝けるようサポートすることが、姉としての最も重要な役割だと言えるでしょう。