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ひまわり油は体に悪い?太るのかサラダ油やなたね油との違いの比較もご紹介!!

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ひまわり油は危険、体に悪いなどと言われることが多いですが、取り過ぎに注意すれば問題ありません。

また、ひまわり油以外の植物性油との違いはなんだろう?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ひまわり油にはいくつか種類があるため、
「どんな用途で使うのか」「どんな目的があるのか」に合わせてひまわり油を選ぶことが重要です!

この記事では

・ひまわり油はなぜ体に悪いと言われているのか
・妊婦さんや子どもが食べても大丈夫なのか
・ひまわり油のメリット・デメリット
・サラダ油やなたね油との違い

ということをわかりやすく解説しています!

ひまわり油が気になっているけれど、ひまわり油は体に悪いと聞いて心配している方の役に立ちますので、ぜひ参考にしてみてください!

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ひまわり油が体に悪いと言われている理由とは?

 
ひまわり油は「トランス脂肪酸」と「リノール酸」を含んでいると言われていることにより、ひまわり油は体に悪いと言われています。

それではまずトランス脂肪酸のお話しをする前に、そもそもひまわり油には

・ひまわり精製油
・ひまわりサラダ油

の2種類があります。

ひまわり精製油は一般的な精製を行なったもの、ひまわりサラダ油はさらに精製度を高めたものです。

「精製度が高いのなら、ひまわりサラダ油の方が体に良さそう!」と感じた方、いらっしゃいますよね?

実は、油は精製処理を行う過程で「トランス脂肪酸」というものが発生しやすいと言われています。

この「トランス脂肪酸」は「善玉コレステロール(LDL)を減らし、悪玉コレステロール(HDL)を増やす」と言われているんですね。

また、体に悪いと言われる理由はもう1つであるリノール酸について。

本来リノール酸というのは「必須脂肪酸」と呼ばれるものです。

この「必須脂肪酸」は人の体の中で合成することができないため、「食事などで摂る必要がある脂肪酸」です。

そのため今まではなるべく意識的に摂った方が良いとされてきたものだったのです。

ですが、現代の日本人はリノール酸を摂り過ぎることになってしまいました。

そして、リノール酸を摂りすぎたことによって、アトピーや花粉症などのアレルギーが起こりやすくなっている可能性があるとの研究が発表されたのです。

ひまわり油にはリノール酸が含まれているため、「トランス脂肪酸」「リノール酸」を含んでいるひまわり油は体に悪いと言われるようになってしまいました。

ここで「じゃあやっぱりひまわり油は体に悪いんだ…」と思うのは少し待ってください!

ひまわり油には「ひまわり精製油」という種類もあります。

こちらなら”トランス脂肪酸”の摂取を回避できますので、ひまわり油を購入する際は商品ラベルを読んで「ひまわり精製油」と書いてある方を選びましょう!

また、リノール酸も元々は摂りすぎなければ体にとっていい働きをしてくれるものです。

摂りすぎに気をつけながら上手に付き合ってみましょう!


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ひまわり油の原料は?

ひまわり油の原料は、キク科のひまわりの種です!

味や匂いは無味無臭でクセがなく、炒め物はもちろん、お菓子作りなどにも使えます!

また、栄養成分はビタミンEやビタミンKなどのビタミン群とオレイン酸、必須脂肪酸のリノール酸などです。

ひまわり油の最大の特徴は、ビタミンEの含有量が植物性油の中では最も多いというところです。

また、オレイン酸が多く含まれているものを「ハイオレック」、リノール酸が多く含まれているものを「ハイリノール」と区別します。

ひまわり油は体にいいの?

栄養成分からの観点から見ていくと、体にとって良い働きをしてくれると言えます。

ひまわり油に含まれる栄養成分は

主にリノール酸が約70%、オレイン酸が約20%、残りがビタミンK、E、B群などのビタミン類が含まれています。

リノール酸は「必須脂肪酸」という、食事から摂る必要がある脂肪酸です。

オレイン酸やビタミンKは血液や血管を健康に保つと言われています。

また、オレイン酸には血液に関する効果だけではなく腸を活性化させる効果もあると言われています。

ビタミンEは抗酸化作用を持つとして有名ですね!

体の中の脂肪が酸化するのを防ぐと言われていて、ビタミンB群は食べたものをエネルギーに変える「代謝」を助けると言われています。

ですが、オレイン酸とリノール酸は脂肪酸のため、摂り過ぎると体重増加に繋がります!

この2つの脂肪酸のうち、リノール酸は必須脂肪酸という「食事から摂取する必要がある脂肪酸」です。

ですが、現代の日本人は摂りすぎていると言われることもあります。

また、摂り過ぎることによってアトピーや花粉症などのアレルギーが起こりやすくなる可能性があるとの研究も発表されたことがあります。

ビタミンK、ビタミンE、ビタミンB群は通常の食生活を送る上で摂り過ぎにつながることはほとんどないため、安心してくださいね。

食べ物との組み合わせによってはひまわり油を使うことでリノール酸を摂り過ぎてしまうこともあると思います。

ですので、食べ物の組み合わせはもちろんのこと、そもそもひまわり油は脂質ですので摂りすぎには気をつけましょう!

ひまわり油を妊婦さんは食べても大丈夫?

ひまわり油を妊婦さんが食べても大丈夫ですが、わざわざひまわり油で栄養を摂取する必要はないと言えます。

現代の日本人は普段の食事で十分にリノール酸(必須脂肪酸)を摂取できていると言われることが多く、ひまわり油を使うことでリノール酸の過剰摂取につながる可能性があるからです。

2018年に発表された研究によれば、「妊娠中の一価不飽和脂肪酸、αリノレン酸、n-6 系不飽和脂肪酸、リノール酸摂取は 生まれた子の情緒問題のリスクを高めるのかもしれません。」という結論が出されています。

(https://www.ehime-u.ac.jp/wp-content/uploads/2018/02/a1ac25b0274b5ffedc967d1a16b1b952.pdf )

もし、ひまわり油を使いたいという場合は、通常の食事との組み合わせを考慮しましょう!

ひまわり油を離乳食に使っても良いの?

ひまわり油を離乳食に使う場合、注意点があります。

乳幼児期に摂取する油は、脳の中にある神経細胞の発達に影響すると言われていますので、摂取する油には十分気をつけたいところですよね。

乳幼児期の油を選ぶポイントとして重要な点は「低温圧搾」で製造されてこと。

油の製造方法には

・圧搾法
・抽出法
・圧抽法

の3つがあります。

圧搾法は原材料に化学処理を行わず、そのまま押しつぶして油を絞る方法です。

抽出法は薬品を用いて油を取り出す方法。

そして、圧抽法は圧搾法を用いた種子に残った油を抽出法で搾油するという方法です。

抽出法や圧抽法は圧搾法よりも作業効率がよく大量生産しやすくなるため、この方法で製造された油は価格が安くなりやすいです。

ですが、薬品を用いることで失われる栄養素も多く、高温で加工されることで風味なども失われてしまいます。

このため、ひまわり油を乳幼児に与える際は栄養価や風味などが保たれる「低温圧搾法」で製造されたものを与えることをオススメします!

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ひまわり油は太るの?

 
結論から言えば、ひまわり油は脂質ですので摂り過ぎることになれば太ります。

しかし、文部科学省が発行している「日本食品標準成分表」によると植物性油のカロリーはどの種類でも変わりません。

ですので、ダイエットを行う際に植物性油を選ぶという方は例えば

「必須脂肪酸を効率的に摂りたい」
「抗酸化作用を持つ油が欲しい」

など「何を目的にするか」を基準に選ぶことをオススメします!

ダイエット、特に減量を目的としている方にお伝えしたいことですが、「食べ過ぎ」はもちろんやめた方がいいです。

ただし「食べなさすぎ」もやめましょう。

「脂質はカロリーが高いので減量する際は極力とらない」という方もいるとは思います。

ですが、脂質のカロリーが高いということは、少量でも十分なエネルギーになるということになります。

使い方、摂取する量によってはダイエットの強い味方になりますので、上手に付き合っていくようにしましょう!

ひまわり油の揚げ物は大丈夫?

結論から言えば、”ハイオレックタイプ”のものであれば揚げ物に使えますが、個人的にはあまりオススメしません。

ひまわり油にはリノール酸が多く含まれる「ハイリノールタイプ」と、オレイン酸が多く含まれている「ハイオレックタイプ」があります。

調べたところ、85%以上がオレイン酸のものもあるようです。

リノール酸は光や酸素によって酸化しやすいデリケートな脂肪酸です。

また、加熱されることでトランス脂肪酸に変化しやすいと言われています。

油には臨界温度(油が加熱によって酸化していく温度)というものがあるのですが、リノール酸が多く含まれる油の臨界温度は140℃〜150℃ほどとなっています。

揚げ油は180℃以上まで温度を上げることが多いため、リノール酸を多く含むハイリノールタイプは揚げ物に向いていないと言えます。

ハイオレックタイプの方に多く含まれているオレイン酸はオリーブオイルに最も含まれている成分と言われることが多いです。

また、このオレイン酸は酸化を防ぐ(油の質を安定させる)能力があると言われています。

オリーブオイルの臨界温度は210℃となっており、オレイン酸は加熱しても酸化しにくいことが予想できますね!

ハイオレックタイプなら、ハイリノールタイプよりも揚げ物に向いていると言えます。

ですが、一般的にはひまわり油の臨界温度は170℃と言われているため、180℃以上まで温度が上がる揚げ物には使わない方がいいかな、と私は感じています。

揚げ物よりは炒め物に向いていると言えますが、サラダのドレッシングに用いるなど非加熱法で使ったり、油自体の温度がそれほど上がらないパン作りやお菓子作りに用いるのがオススメです!

ひまわり油は胃もたれするの?

使い方、使う量によっては胃もたれする可能性もあります。

そもそも、食事をしたことで引き起こる胃もたれは、胃の中に長時間食べ物が残ることが原因と言われています。

食べ過ぎや飲み過ぎ・脂っこいものや、酸化した油を用いて作った料理などは消化に時間がかかります。

このため胃腸に負担がかかってしまい、胃もたれが起こってしまうんですね。

ですが、一つ前の頁で説明したように、ひまわり油は揚げ物に向いていないと感じています。

理由としては

・ひまわり油はリノール酸を多く含んでおり、リノール酸は加熱されることでトランス脂肪酸に変化しやすい
・リノール酸はそもそも加熱以外の要因(光や酸素)でも酸化しやすい

という特徴があるからです。

酸化に強いオレイン酸を多く含むハイオレックタイプであれば揚げ物に用いても胃もたれしにくいとも言えます。

ですので、ひまわり油を揚げ物に使いたい場合はハイオレックタイプのものを用いましょう!

揚げ物ではなくサラダのドレッシングなどに使う場合は胃もたれするほどの量を使うことはほぼないはずです。

そういった場合はひまわり油が原因で胃もたれが起こる可能性は少ないかと思います!

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ひまわり油は酸化しやすいの?

 
油の中に含まれる脂肪酸によって、その油が酸化しやすいかどうかを測ることができます。

ひまわり油に含まれるリノール酸は”オメガ6系脂肪酸”という分類に入ります。

リノール酸は「光」「時間経過」にも弱く、酸化しやすい脂肪酸ですので、ひまわり油は酸化しやすいと言えます。

温度や湿度の高い場所で保存するのもひまわり油にとってよくありません。

開封したあとのひまわり油は徐々に酸化して味や風味も落ちていきますので、
開封後は3ヶ月を目安になるべく早く消費してしまいましょう!

ひまわり油は腐るの?

油は「腐る」という表現よりは「酸化して劣化する」といった方が正しいです。

酸化してしまったひまわり油の特徴をあげていきますね!

色  :開封直後に比べて色の変化がある
味  :味や風味が落ちる
におい:香りが薄くなり、徐々に不快な臭いへと変化する

ひまわり油はもともと透明感のある黄色ですが、酸化すると徐々に茶色っぽいような色へと変化していきます。

においや味も徐々に落ち、風味が悪くなっていきます。

ひまわり油だけではなく食用油全てに言えることですが、開封後の油はなるべく早く使い切るように意識しましょう!

ひまわり油のメリット・デメリットは?

ひまわり油の最大のメリットは

・食事から摂る必要のある必須脂肪酸であるリノール酸
・血液や血管を健康に保つ働きをしてくれると言われるオレイン酸
・抗酸化作用を持つと言われているビタミンE

が豊富という点です。

ビタミンEの含有量は、植物油の中ではひまわり油が最も多いというデータも多くあります!

デメリットをあげるとすると、妊婦さんにはオススメしにくいという点でしょうか。

リノール酸はひまわり油のメリットの1つですが、豊富過ぎるがゆえに「摂りすぎ」につながる可能性があり、妊婦さんにオススメできないというところが難しいですね。

また、酸化しやすく、揚げ油には不向きという点もデメリットの1つだと思います。

酸化を防ぐために開封後は早めに消費していきたいですが、油をたくさん消費できる揚げ物に向いていないとなると、どう消費するか迷いますよね。

ひまわり油を早く消費していきたい場合は

・炒め油
・サラダのドレッシング
・パン作りやお菓子作りに用いる

など、揚げ物以外の方法で使っていくことが大切ですね!

ひまわり油は無味無臭でクセが少ないと言われていますので、ドレッシングやお菓子作りに用いるのはオススメです!

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ひまわり油をサラダ油やなたね油と比較

 
ここまででひまわり油の特徴をつかむことができたと思いますので、他の食用油と比較していきましょう!

油の中で知名度の高いサラダ油と植物油の中で知名度の高いなたね油を比較対象にしていきます。

ひまわり油とサラダ油の違いについて

そもそもサラダ油とは何かというと、とうもろこし、なたね、ひまわり、大豆など植物種子を原料にして作られた食用油のことを総称してサラダ油と呼びます。

日本農林規格(JAS規格)で定められている基準を満たすことでサラダ油と表示することができます。

少し詳しくいうと、「0℃で5.5時間保存しても濁らない」という基準があります。

ひまわりの種を原料にして作られた油がひまわり油ですが、そのひまわり油の中でもJAS規格を満たしたものはサラダ油と呼ばれるというわけですね!

ひまわり油となたね油の違いについて

まず原料の違いからです。

なたね油はアブラナの種子を原料として作られている油です。

日本で最も古い油脂原料とも言われるほど、日本人には馴染みのある油と言われています!

続いて成分についてですが、ひまわり油に含まれる栄養成分は以下の通りです。

・リノール酸が約70%
・オレイン酸が約20%
・その他ビタミン群

一方でなたね油に含まれる栄養成分は以下の通りです。

・オレイン酸が約60%
・リノール酸が約23%
・α-リノレン酸約10%
・その他ビタミン類

オレイン酸とリノール酸の割合が全く違うことがわかりますね!

必須脂肪酸であるリノール酸を効率的に摂取したい!という方はひまわり油。

加熱用にも使いたい!という方はなたね油を使う、というようにご自分の目的に合わせて使い分けるようにしましょう!

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まとめ

 
今回はひまわり油についてお話ししましたが、植物性油にはそれぞれの特徴があります。

ひまわり油はリノール酸、オレイン酸、ビタミンEなどが豊富な植物性油です。

ひまわり油には

「ひまわり精製油」
「ひまわりサラダ油」
「ハイリノールタイプ」
「ハイオレックタイプ」

などさまざまな種類があります。

臨界温度から予想すると揚げ物には不向きですが、無味無臭でクセがないためドレッシングやお菓子作りには向いています!

油はカロリーが高いため避けてしまう人も多いですが、優秀なエネルギー源になります。

また、適度な脂質は肌の乾燥などを防いでくれることもあります。

適度に生活に取り入れて、上手に付き合っていきましょう!

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