大根を生で食べてしまったら危険?食べ方の注意点や保存方法など徹底調査‼

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大根は生で食べることができますが、大根特有の成分が体に悪影響として出ることがあります。

大根の成分がどのように作用するのか知っておくと役に立ちますよ。

こちらの記事では、

・大根の生が危険でお腹を壊すと言われている理由
・大根の生と加熱した際の栄養価とメリットについて
・大根の生の食べ方と注意点や保存方法

について野菜が大好きで野菜料理のレパートリーを増やすのが趣味の私が解説しています。

大根を生で食べるのが怖いと思っている人は、是非参考にしてみてくださいね。

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大根の生が危険でお腹を壊すと言われているのはなぜ?

 
大根は消化を助ける働きがあると言われます。

しかし、同時に大根を生で食べると危険でお腹を壊すとも言われているんです。

一見矛盾するように思えますが、その理由について詳しく解説をしていきますね。

大根を生で食べてしまったらなぜ危険と言われているのか?

大根には、

・でんぷんを分解するアミラーゼ
・タンパク質を分解するプロテアーゼ
・脂質を分解するリパーゼ

といった消化酵素が含まれており、食べ物の消化を助けて胸やけや胃もたれなどを防いでくれます。

ですが、消化を促すために胃酸を多く出す作用があるため、胃が弱っていると胃粘膜を傷つけて胃痛を起こすことがあるのです。

また、大根の辛み成分であるイソチオシアネートは、抗菌作用があり、がんの抑制にも効果があるとされてます。

しかし、刺激が強いため食べすぎると消化不良を招いて腹痛や下痢を起こしてしまうのです。

これらの酵素は加熱すると減少してしまうので生食の方がその効果が期待できますが、その半面体へのリスクも大きくなります。

胃が弱っている方や辛みが強い大根を食べる際には注意が必要です。

大根を生で食べてしまったら下痢や腹痛にならない?

野菜を生で食べる場合には食中毒の危険が伴いますが、大根も同様です。

大根の根は土に埋まっていますが、土の中だからといって安心というわけではありません。

土にも有害となる微生物が存在していますので、よく洗わずに食べてしまうと食中毒になる可能性があります。

また、大根は水分が多くカビが生えやすいため、生食する場合は新鮮な大根を選んで食べるようにしてくださいね。

大根の生は体に悪いものではないの?

大根の生は体に悪いものではありません。

大根は「医者いらず」と言われるほど優秀な野菜で、消化を助けたり、抗菌作用があったりと体にいい成分が満載です。

ただ、その作用が優れているがために、摂取しすぎると胃腸に過度な刺激を与えてしまい、悪影響として出てしまいます。

大根の一日の摂取量は100g程度が目安です。

適正量を守って上手に取り入れて健康に役立ててくださいね。

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大根の生と加熱した時の違いとは?栄養価が高いのはどっち?

 
大根に含まれる消化酵素は熱に弱いとお伝えしましたが、他の栄養素はどうなのか見ていきましょう。

また、大根の栄養価についても一緒にお伝えしていきますね。

大根の生の栄養価とは?

大根は食物繊維やミネラル、ビタミン類が豊富です。

特に大根の皮の近くには、毛細血管を強化するビタミンPやかぜの予防に効果があるビタミンCが多く含まれています。

これらの栄養素は水溶性のものが多く、加熱すると流れ出てしまうため生で食べるのがおすすめです。

また、大根に含まれる酵素の働きは細胞が分解されるほど活発になります。

生の大根を皮ごと大根おろしにすると栄養素を効率的に摂取できる最適な食べ方と言えます。

大根を加熱した場合の栄養価とは?

大根の葉にはβーカロテンやカルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。

βーカロテンは油と一緒に摂ると吸収されやすくなるため、油を使った炒め物などで他の食材と一緒に調理をするのが最適です。

新鮮な葉付き大根が手に入ったら葉っぱも捨てずに食べてみてください。

また、大根の消化酵素や辛み成分で胃が傷つくのが心配な方は、加熱して食べると胃酸過多を防いでくれますよ。

さらに火を通した大根は胃腸を内側から温めるので、胃痛を和らげてくれる効果も期待できます。

生で食べるか加熱して食べるかは、その日の体調を見ながら判断すると良さそうですね。

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大根の生の食べ方と注意点や保存方法とは?

 
大根を生で食べる際に新鮮な大根を選ぶ必要があることはお伝えしました。

それでは、食べ方や注意点についても調べてみましょう。

大根を生で食べる時の食べ方とは?

大根を生で食べる際には必ずしもアク抜きは必要ではありません。

ですが、切った大根を5〜10分ほど水にさらすとパリッと仕上がります。

みずみずしさを強調したい場合は水にさらすのが良いです。

また、大根の辛みが苦手な方は、塩もみをすれば大根の水分と一緒に辛み成分が流れ出るため腹痛が起こりにくくなりますよ。

塩もみしたあとは水にさらしてしっかりと水気を切りましょう。

なお、大根は先端になるほど辛みが強く繊維も多くなるため生で食べるには不向きです。

サラダにするなら葉に近い部分を使うと水分が多く甘みがあります。

葉に近い部分の1/3くらいを使うと下処理なしでも美味しく食べれますよ。

大根を生で食べる時の注意点は?下処理なしは危険なの?

大根を生で食べる際は、新鮮なものを選びましょう。

新鮮な大根はずっしりと重みがあり、色が白く皮のきめが細かくツヤとハリがあります。

また、茎の切り口が白くなっていたり空洞になっているものは内部が空洞になっている可能性がありますので、この辺りもチェックすると良いです。

大根は下処理なしで食べても問題ありませんが、よく洗ってください。

土の中に有害となる微生物が存在していますので、よく洗わずに食べてしまうと食中毒のリスクがあります。

特に皮ごと調理する場合は、汚れと細菌が落ちるようにしっかりとゴシゴシと洗ってくださいね。

大根を生で調理した時の保存方法や賞味期限とは?

大根を冷蔵庫で保存する際は、新聞紙に包んでからビニール袋に密封し立てて入れます。

賞味期限は1週間〜10日です。

大きくて丸ごと冷蔵庫に入らない場合は、部位ごとにカットしてどの部位かがわかるようにして保存すると便利ですよ。

大根は部位によって硬さや甘みが異なりますので、生食にするなら葉に近い部分を使うのが良いです。

冷凍保存もできますが、大根は水分が多く冷凍することで繊維が壊れるためぶよぶよした食感になります。

そのため冷凍保存はあまりおすすめできませんが、水分を拭き取って細かく切って冷凍するとあまり食感が損なわれませんよ。

少量ずつ小分けして密封袋に入れてから冷凍しましょう。

また、大根おろしにして冷凍すれば食感も変わらず食べることができます。

軽く水気を切ってから少量ずつラップに包みましょう。

冷凍保存の賞味期限は1ヶ月程度です。

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まとめ

 
大根は「医者いらず」と言われるほど優秀な野菜ですが、大根を生で食べると大根特有の成分が体に悪影響として出ることがあります。

そのため、大根を生で食べる際に知っておくといいのは以下の2つです。

・大根の消化酵素や辛み成分は、刺激が強いため食べすぎると腹痛や下痢になる。
・大根を生で食べる際には新鮮な大根をよく洗ってから食べるようにする。

また、大根は生食することで成分が発揮されやすく、細胞が分解されるほど酵素が活発になるため大根おろしは最適な食べ方です。

生で食べる際のリスクを理解しながら上手に取り入れて健康に役立ててくださいね。

大根を生で食べるのが怖いと思っている人は、是非参考にして頂けると嬉しいです。