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プロテインが熱湯で固まるのはなぜ?お湯で溶かすとどうなるのか徹底解説!!

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プロテインを熱湯で溶かすと、プロテインに含まれるタンパク質が熱変性という現象で固まってしまいます。

そのため、プロテインの味や飲みやすさが損なわれたり、体内への吸収スピードが遅くなったりする可能性があります。

また、プロテインに含まれるビタミンやミネラルなどの栄養価も下がってしまいます。

プロテインを温かく飲みたい場合は、お湯の温度を人肌程度にするか、カゼインプロテインやソイプロテインなど、熱変性しにくい種類のプロテインを選ぶと良いです。

ただし、シェイカーなどの密閉容器で作る場合は、沸騰したお湯を使わないように注意してください。空気が膨張して爆発する危険性があります。

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プロテインが熱湯で固まる熱変性ってなに?

 
プロテインには動物性のホエイプロテインやカゼインプロテイン、植物性のソイプロテインなどがありますが、いずれもタンパク質は熱に弱い性質を持っています。

タンパク質は熱によってその構造が変化する現象を熱変性といいます。

熱変性はタンパク質の一次構造(アミノ酸の配列)は変わらないものの、二次構造(水素結合による折りたたみ)や三次構造(疎水性や電荷による折りたたみ)が崩れることで起こるのです。

熱変性したタンパク質は元に戻ることはありません。

タンパク質が熱変性する温度は種類によって異なりますが、一般的には80度前後から起こります。

例えば、ホエイプロテインは80度前後から熱変性を起こしますが、カゼインプロテインやソイプロテインは100度程度では熱変性しないのです。

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プロテインをお湯で溶かすとどうなるのか?

 
プロテインを沸騰したお湯で溶かすと、ホエイプロテインなどのタンパク質が熱変性して固まってしまいます。

その結果、プロテインの味や飲みやすさが損なわれたり、シェイカーで混ぜると爆発する危険性があるのです。

プロテインを熱湯で溶かすと、タンパク質の熱変性によって、体内への吸収スピードが遅くなります。

筋力トレーニングなどでは、運動後にプロテインを摂取することでより効果が発揮できるため、吸収スピードが遅くなることはプロテインの効果も低下させています。

また、プロテインを熱湯で溶かすと、プロテインに含まれるビタミンやミネラルなどの栄養価も下がってしまうのです。

プロテインにはカルシウムやビタミンC、ビタミンB1、鉄分などの栄養素が含まれているものもありますが、これらも熱に弱いため効果が減少します。

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プロテインが熱湯で固まるのを防ぐ為の改善策は?

 
では、プロテインを温かく飲みたい場合はどうすればいいのか改善策をいくつか紹介します。

プロテインを温める場合は、お湯の温度を人肌程度(約40度)にすることが大切です。

そうすることで、タンパク質の熱変性を防ぎつつ、体を温めることができます。

プロテインを温める場合は、熱変性しにくいカゼインプロテインやソイプロテインなどの種類を選ぶことも有効です。

これらのプロテインは100度程度でも熱変性しないため、お湯で溶かしても問題ありません。

プロテインを温める場合は、フルーツ味やカフェオレ味、ココア味やコーヒー味など、ホットで飲んでも美味しく感じられる味を選ぶと良いです。

酸味がおさえられることで、飲みやすいプロテインに変わります。

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まとめ

 
プロテインを熱湯で溶かすと、タンパク質が熱変性して固まってしまいます。

熱変性したタンパク質は味や飲みやすさが損なわれたり、体内への吸収スピードや栄養価が下がったりするので注意してください。

プロテインを温かく飲みたい場合は、お湯の温度を人肌程度にするか、熱変性しにくい種類や味のプロテインを選ぶと良いです。

ただし、シェイカーなどの密閉容器で作る場合は、沸騰したお湯を使わないように注意してください。

空気が膨張して爆発する危険性があります。

プロテインは筋肉の材料として重要な栄養素ですが、飲み方によってはその効果が半減してしまうこともあります。

プロテインをお湯で飲む場合は、タンパク質の熱変性や栄養価の低下などを考慮して、適切な温度や種類や味を選ぶようにしましょう。