オクラを生で食べてしまったら危険なのか?食べ方の注意点や保存方法など徹底調査‼

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湯がいて食べるのが一般的ですが、実はオクラは生でも食べることができます。

さくっとした歯ごたえが魅力のオクラですが、生で食べるとまた違った食感になって美味しいです。

ですが、夏野菜の代表のオクラは、あっさり食べれるような和え物やおひたしにするイメージが強いと思います。

こちらの記事では、

・オクラの生が危険でお腹を壊すと言われている理由
・オクラの生と加熱した際の栄養価とメリット
・オクラの生の食べ方と注意点や保存方法

について野菜が大好きで野菜料理のレパートリーを増やすのが趣味の私が解説しています。

生のオクラをまだ一度も食べたことがない人や、生で食べることに不安がある人は是非参考にしてみてくださいね。

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オクラの生が危険でお腹を壊すと言われているのはなぜ?

 
オクラを生で食べるとお腹を壊すと言われることがあります。

確かに成長しすぎたオクラなどは固くて筋も多いため、到底生では食べられそうにありません。

でも新鮮な柔らかいオクラはどうなのでしょうか?

そこでオクラの生が危険でお腹を壊すと言われている理由を調べてみました。

オクラを生で食べてしまったらなぜ危険と言われているのか?

まずオクラは種ごと食べますが、オクラの種には酵素抑制物質が含まれています。

オクラに限らず、植物の種は発芽に適する条件が揃うまで、芽を出さないよう酵素を抑制しています。

その種を食べてしまうと消化のために必要な酵素が大量に使われてしまって、お腹を壊してしまうことがあるのです。

次に、オクラに触れたり食べたりすることで、アレルギーを引き起こすことがあります。

オクラの産毛やトゲ、ネバネバ成分が原因となって、触ったり食べたりするとかゆみや痺れが現れることがあります。

こうしたことからオクラは生で食べると危険と言われているのですね。

オクラを生で食べてしまったら下痢や腹痛にはならない?

オクラは生で食べても下痢や腹痛になることはありませんので安心してください。

オクラは繊維の多い野菜ですが、繊維質の野菜は、消化に負担がかかるため消化不良を起こしやすくなります。

オクラを食べて下痢や腹痛になるケースは、消化不良を起こすか、さきほど述べたオクラの種の酵素抑制物質に反応した場合です。

ただ、いずれも日常食べる量でこのような影響が出ることはありません。

また、消化を良くするような工夫をすれば全く問題ありませんよ。

オクラの生は体に悪いものではないの?

オクラの生は体に悪いものではありません。

オクラ自体に毒はありませんし、オクラの種にある酵素抑制物質にしてもオクラの種は小さいため体に影響が出ることはないのです。

そのまま排泄されることがほとんどですしね。

それでも胃腸が弱くてお腹を壊す心配がある人は、食べすぎないように気をつけたり、細かく刻んで食べると安心ですよ。

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オクラの生と茹での違いとは?栄養価が高いのはどっち?

 
オクラの生が体に悪くないことはわかりましたが、栄養はどうでしょうか。

生のオクラと茹でたオクラではどちらが栄養価が高いのでしょうか。

生のオクラと茹でたオクラにどのような違いがあるのか見てみましょう。

オクラの生の栄養価とは?

オクラにはビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれおり栄養価がとても高い野菜です。

また、オクラのネバネバは整腸作用、粘膜の保護や炎症を抑える効能があります。

これによって血糖値の上昇を抑える、コレステロールを排出する、発ガンリスクを減らすなどの働きをします。

よくネバネバの食べ物は体にいいと言われますが、すごいパワーですね。

そんなオクラを生で食べると栄養素を丸ごと摂取できるのですからメリットしかありません。

また、納豆やキムチなどの善玉菌と合わせると、相乗効果となって、より腸内環境の改善に期待が持てるのでおすすめです。

オクラの生ならではのシャキシャキ感もよく合いますよ。

オクラを茹でた場合の栄養価とは?

オクラを茹でると、残念ながらビタミンCなどの水溶性の栄養素は流れ出てしまいます。

また、ネバネバの素となる栄養素は熱に弱いため、生で食べた方がネバネバ効果が強いです。

逆に、オクラに含まれる抗酸化物質のβーカロテンは脂溶性のため、油と一緒に調理をすると吸収が良くなって栄養素を効率的にとることができます。

オクラの油炒めや天ぷらなどちょっと珍しいかもしれませんが、和え物やおひたしに飽きたら是非やってみたいですね。

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オクラの生の食べ方と注意点や保存方法とは?

 
オクラが体にとてもいいことはよくわかりました。

しかし、オクラは産毛やトゲがあります。

オクラを生で食べる際にはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。

また美味しく食べるための保存方法はどうすれば良いのかみていきましょう。

オクラを生で食べる時の食べ方とは?

オクラを生で食べる時はきちんと下処理をしましょう。

産毛があると舌触りが悪いだけでなく、口の中にかゆみや痺れなどのアレルギーを引き起こすことがあります。

下処理をすることでオクラの産毛や汚れをとることができますし、アクが抜けて青臭さがなくなり見た目も緑が鮮やかになりますよ。

下処理の方法は、

1.オクラのヘタを切って、ガクは包丁で回すようにしてむく。
2.まな板にオクラをのせて、塩をまぶして手のひらで転がす。
3.塩をきれいに洗い流す。

簡単ですね。

ほんのひと手間でぐんと美味しくなりますよ。

オクラを生で食べる時の注意点は?下処理なしは危険なの?

オクラを生で食べる時は、新鮮なものを選びましょう。

新鮮なオクラの見分け方は、以下の3つに注意してください。

・緑が濃くきれい
・産毛が多い
・変色していない

ただ、新鮮なオクラは新鮮なほど産毛が多く匂いもきつくなります。

しっかり下処理をすることが重要ですよ。

また、成長しすぎたオクラは固くて筋が多いため、生で食べる時は小ぶりで柔らかいものを選んでください。

私は以前、新鮮で立派なオクラを見つけてこれはお得だと思い購入したのですが、とても食べられたものではありませんでした。

目安としては長さが10cm以上のものは避けた方がいいでしょう。

オクラを生で調理した時の保存方法や賞味期限とは?

オクラの賞味期限は冷蔵庫で3〜5日です。

ですが、冷気や乾燥に弱く傷みやすいため、買ってそのまま冷蔵庫に入れておくとしなびてせっかくのオクラの食感が台無しになります。

そのため、生で美味しく食べるためには買ってできるだけその日のうちに食べましょう。

すぐに食べることができない場合は、冷凍保存がおすすめです。

下処理をした後に水気を切り、食べやすい大きさに切って小分けにして保存すれば、使いたい分だけ自然解凍ですぐに食べることができて便利ですよ。

また、オクラは冷凍しても栄養価が損なわれることはありませんし、食感もほとんど変わりませんので手軽に美味しくいただけます。

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まとめ

 
夏野菜の代表のオクラは湯がいて食べるのが一般的ですが、実は生でも食べることができます。

下処理さえしっかりすれば、生でも美味しく食べることができますよ。

オクラを生で食べる際に知っておくといいのは、以下の3つです。

・オクラは食物繊維が多いため消化不良になりやすいが、食べすぎなければ問題ない
・オクラの栄養価はとても高いが、生で食べることでさらに効果を期待できる
・オクラを生で食べる際は、下処理をしっかりすることで安心して美味しく食べることができる

オクラの生をまだ一度も食べたことがない人や、生で食べることに不安がある人は是非参考にしてみてくださいね。