マッシュルームの生は危険でお腹を壊す?食べ方の注意点や保存方法など徹底調査‼

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マッシュルームはキノコ類で唯一生でも食べることができるキノコです。

ですが、何も注意しないで食べると危険でお腹を壊すことがあります。

マッシュルームを生で食べるには、新鮮なものだけを選んで食べることが重要です。

こちらの記事では、

・マッシュルームの生が危険でお腹を壊すと言われている理由
・マッシュルームの生と加熱した際の栄養価とメリットについて
・マッシュルームの生の食べ方と注意点や保存方法

について、野菜が大好きで野菜料理のレパートリーを増やすのが趣味の私が解説しています。

マッシュルームを生で食べるのが怖いと思っている人や、マッシュルームを生で食べられるかわからないと思っている人は、是非参考にしてみてくださいね。

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マッシュルームの生食が危険でお腹を壊すと言われているのはなぜ?

 
マッシュルームは生食できる唯一のキノコです。

しかし、生で食べることでお腹を壊すこともあります。

では、具体的にどういう点が危険なのかを解説していきます。

マッシュルームを生で食べてしまったらなぜ危険と言われているのか?

椎茸、しめじ、えのきなどのキノコは、キノコ特有の食中毒成分が含まれているため生で食べることはできません。

その点、マッシュルームにはこれらの食中毒成分がないため生で食べることができます。

しかし、生で食べる場合には一定のリスクがあることは間違いありません。

キノコ類は水で洗うと食感が変ったり風味が落ちてしまうため、汚れをふく程度にして調理するのが一般的です。

洗わずに食べることで、生のマッシュルームに雑菌などが付着している場合があり、食中毒になる可能性があるのです。

また、マッシュルームにはアガリチンという成分があり、発ガン性があることが知られています。

通常に摂取する量であれば有害性はないとされていますので、過剰に敏感になる必要はありませんが、食べすぎには注意が必要です。

マッシュルームの一日の摂取量は10個までと言われています。

適量を守って美味しく食べてください。

マッシュルームを生で食べてしまったら下痢や腹痛にならない?

マッシュルームは、不溶性食物繊維が豊富に含まれています。

不溶性食物繊維は、便秘の改善に効果がある一方で大量に摂取すると便が詰まって排泄しづらくなり、お腹がはって便秘が悪化することがあります。

また、マッシュルームにはフルクタンと呼ばれる水溶性の食物繊維も含まれています。

フルクタンは小麦や玉ねぎ、にんにくにも含まれていて、血糖値やコレステロールの上昇を抑えたり、善玉菌を増やして便通の改善が期待できます。

ですが、腸内で分解、吸収がされにくく過度に摂りすぎると腸が過敏に反応して腹痛や下痢を引き起こすことがあります。

特に過敏性腸症候群の方はこうした症状が強くでてしまいます。

また、生で食べることで体への影響が大きくなりますから注意してくださいね。

マッシュルームは生でも食べれるのか?

マッシュルームは生で食べることができます。

ただ、鮮度がいいことが条件です。

生で食べる場合は、収穫して3〜4日以内のものを選びましょう。

新鮮なマッシュルームは、かさが閉じていて触った時に固くしっかりした感触があります。

かさの開きが深くなったり黒ずんでいると鮮度が落ちている証拠ですので、生食は避けてください。

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マッシュルームの生と加熱した時の違いとは?栄養価が高いのはどっち?

 
マッシュルームはうま味成分のグルタミン酸が豊富というのは有名ですが、他にもたくさんの栄養価があります。

生と加熱した時の違いも見ていきましょう。

マッシュルームの生の栄養価とは?

マッシュルームの主な栄養価は、

・ビタミン類
・カリウム(高血圧、むくみの予防)
・食物繊維(腸内環境の改善)

です。

この中でマッシュルームに含まれるビタミンB類には、エネルギーの代謝に欠かせない酵素がありますのでお伝えしますね。

パントテン酸

「抗ストレスビタミン」とも言われており、ストレスを和らげる働きが期待できます。

また、善玉コレステロールを増やして動脈硬化などの病気を予防してくれます。

ナイアシン

エネルギーを作るのに欠かせない栄養素で皮膚や粘膜の健康を保ちます。

毛細血管を広げる作用があるため血行が良くなって冷えや肩こりを改善したり、アルコール を分解し二日酔いを防ぐ働きがあります。

これらの栄養素は水溶性で加熱すると溶けて流れやすくなります。

生で食べることで有効な栄養価を最大限活かすことができます。

マッシュルームを加熱した場合の栄養価とは?

マッシュルームに含まれる栄養素はほとんどが熱に弱いため損失してしまいます。

そのため、加熱する時間を短くしたり、水に溶けだした栄養素をスープなどにして丸ごと摂取する方法がおすすめです。

ただ、マッシュルームに含まれるビタミンDは油と一緒に摂ることで吸収されやすくなりますよ。

ビタミンDはカルシウムの吸収を高める欠かせない栄養素です。

また、発ガン性があるとお伝えしたアガリチンは、加熱することで減衰します。

もし、アガリチンが気になる方は加熱調理をすると安心でしょう。

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マッシュルームの生の食べ方と注意点や保存方法とは?

 
マッシュルームを生で食べるには鮮度が重要ということはお伝えしました。

それでは、生で食べる際の具体的な注意点や保存方法を深掘りしていきましょう。

マッシュルームを生で食べる時の食べ方とは?

マッシュルームの下処理は、

1.石づきをカット
2.キッチンペーパーなどで汚れを軽く拭き取る
3.皮をむく(カサの下に包丁を差し込んで上部へ向かってやさしく引っ張ります)

です。

3の皮をむくのは、必要に応じてで結構ですが、汚れやキズをとって見た目もきれいな白色になるのでひと手間かけるのもおすすめです。

マッシュルームを生で食べる時の注意点は?下処理なしは危険なの?

マッシュルームのようなキノコ類は、水で洗うと風味や香り、栄養素が流れて出てしまいます。

洗わないということはそれだけ雑菌がついているリスクが高いということになりますので、生で食べる場合は余計に注意が必要です。

そのため、生食には収穫して3〜4日までのマッシュルームを使用します。

スーパーで購入する場合などは収穫時期がわからないケースがありますので、鮮度をよく確認して購入してください。

また、購入したらすぐに食べることを心がけましょう。

マッシュルームを生で調理した時の保存方法や賞味期限とは?

マッシュルームの保存方法は、

1.汚れを落とし洗わずにラップで包む
2.石づきを取ってかさのてっぺんを上にして保存袋へ入れる
3.空気を抜いて野菜室に保存

です。

マッシュルームは、キズや湿気に弱く繊細な食材です。

賞味期限は1週間程度ですが、生食する場合は買ってすぐに食べることを意識してくださいね。

ちなみに加熱調理をするのであれば、冷凍保存もおすすめです。

スライスにして冷凍すれば料理にそのまま使えますし、冷凍は細胞が壊れてうま味が増すので一挙両得です。

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まとめ

 
マッシュルームの生食は、なにより鮮度が重要だということがおわかりいただけたと思います。

また、マッシュルームを生で食べる際に知っておくといいのは、以下の3つです。

・食べすぎると便秘や下痢になることがある
・発ガン性物質は通常摂取する量では影響しない
・生食するには収穫後3~4日までのものを使用する

マッシュルームは美味しいだけでなく、驚くほど重要な栄養素がつまっていますよ。

生で食べて美味しく取り入れていきましょう。