ピーカンナッツはカロリーと脂質が多いため食べ過ぎには注意です。
また、ピーカンナッツの栄養効果を活かすには新鮮なものを生で食べるのがおすすめです。
こちらの記事では、
・ピーカンナッツの生と加熱した際の栄養価と脂質について
・ピーカンナッツの選び方や食べ方
について、野菜が大好きで野菜料理のレパートリーを増やすのが趣味の私が解説しています。
ピーカンナッツで太ることに不安がある方は、是非参考にしてみてください。
ピーカンナッツの食べ過ぎで太ることはあるのか？
ピーカンナッツはペカンナッツとも呼ばれるアメリカ原産のクルミ科のナッツです。
食感はクルミに似てますが、苦味が少なく甘みがあってまろやかな味わいが特徴です。
一方で、バターの木と呼ばれるほど脂質が多いことで知られています。
脂質が多いということは食べると太るのか気になる所だと思います。
こちらではピーカンナッツの食べ過ぎで太ることはあるのかお伝えしていきます。
ピーカンナッツで食べ過ぎで太る場合①カロリーが高いのでダイエットには向かない
ピーカンナッツは糖質は低いのですが、カロリーは高いためカロリー制限には向きません。
ピーカンナッツのカロリーは100gあたり674kcalです。
仮にダイエット中の成人女性の一日の摂取カロリーを1400kcalとするなら、その48％を占めてしまいます。
ピーカンナッツで食べ過ぎで太る場合②おいしさのあまり食べすぎる
ピーカンナッツは脂質が多く、濃厚でまろやかな味がします。
クルミのような苦味や渋みがなくとても食べやすいため、ついつい食べすぎてしまう傾向があります。
ピーカンナッツで食べ過ぎで太る場合③スイーツとして食べてしまう
ピーカンナッツは味にクセがないため、手を加えることで風味や食感が増してさらにおいしくなります。
そのためピーカンナッツを使ったお菓子やパンが増えていますが、このようにして食べるとカロリーや糖質はさらに増します。
ダイエット中にピーカンナッツを食べるなら、加工していないそのままのピーカンナッツを食べるのが最適です。
ピーカンナッツの食べ過ぎは体に悪いのか？
ピーカンナッツは、糖質は低いもののカロリーと脂質が高いことがわかりました。
他にもピーカンナッツの食べすぎで体にどんな影響があるのか、また一日にどのくらい食べていいのかこちらでは解説していきます。
ピーカンナッツの摂取量の目安は一日何個くらいが良いのか？
ピーカンナッツの1日あたりの摂取量目安は14〜18粒と言われています。
イメージは手のひらにかるく乗るくらいです。
1粒あたりのカロリーは9〜10kcalですので摂取カロリーも200kcal弱となってちょうどいいですね。
あと、ピーカンナッツは全体の7割を脂肪分が占めています。
過剰摂取すると脂肪分が皮脂の分泌を増加させるためニキビなどの原因になります。
そのほかにも、腸内で脂肪分と水分が分離してしまうことによって下痢を起こす可能性があります。
一日の摂取量を守って食べ過ぎには注意しましょう。
ピーカンナッツの生とローストした時の違いとは？栄養価や脂質が高いのはどっち？
次にピーカンナッツの栄養価をチェックしましょう。
通常、脂肪分を過剰摂取すると肥満や生活習慣病につながります。
ピーカンナッツの脂質はどんなものなのか、また、生とローストした時で違いはあるのか解説していきます。
ピーカンナッツの生の栄養価や糖質と脂質とは？
ピーカンナッツの主な栄養価は以下のとおりです。
・ビタミンE（抗酸化作用）
・ミネラル（体の機能維持や調節）
・食物繊維（便通改善）
です。
ピーカンナッツの糖質は生で1粒あたり0.13gと非常に少ないため、気にする必要はなさそうです。
注目すべきは脂質ですが、脂質と一言で言っても良い脂質と悪い脂質があります。
飽和脂肪酸は肥満や生活習慣病につながりますが、不飽和脂肪酸はむしろ体に良い作用があるのです。
嬉しいことに、ピーカンナッツはわずか1割が飽和脂肪酸で残りは不飽和脂肪酸で占められています。
不飽和脂肪酸は、魚や植物油に多く含まれていることで知られていますが、コレステロール値や中性脂肪を下げて血液の循環を良くします。
この不飽和脂肪酸は、体内で作られないものもあるため普段の食事で補うことが重要です。
つまり、ピーカンナッツを生活に取り入れることで生活習慣病予防の効果が期待できます。
ただし不飽和脂肪酸は熱、光、空気に触れることで酸化します。
酸化すると機能低下するだけでなく体に悪い作用を起こすことがありますので、できるだけ新鮮なうちに生で摂るのがおすすめですよ。
ピーカンナッツをローストした場合の栄養価や糖質と脂質とは？
ピーカンナッツはローストすると生で食べるよりも栄養価は落ちてしまいます。
カロリーや糖質もローストした方が高いため、ダイエット効果的にも生で食べた方が良いと言えます。
一方で、ローストすることで油分をほどよく飛ばすため香りと香ばしさが引き立ちますので、生のしっとりした油分が苦手な方にはおすすめです。
また、生で食べる際に食中毒菌が気になるという方は、加熱消毒の意味でローストすると良いでしょう。
ピーカンナッツの美容効果とは？美肌になるの？
ピーカンナッツの不飽和脂肪酸には保湿効果が期待できるオレイン酸が含まれます。
オレイン酸には肌や粘膜を正常に保って肌を柔らかくしてくれる働きがあります。
さらに、ピーカンナッツには若返りのビタミンと呼ばれるビタミン Eが含まれており、強力な抗酸化作用があります。
言わずと知れたアンチエイジング効果で美肌効果が期待できますね。
他にも排泄をスムーズにする不溶性食物繊維や体の機能維持や調節をサポートするマグネシウムなど嬉しい成分がバランスよく含まれています。
いずれも肌のターンオーバーを整えてくれます。
ピーカンナッツの選び方や食べ方とは？生で食べられる？
ピーカンナッツは生で食べられます。
ですが、生で食べる際に気をつけることはあるのか？
ここからはピーカンナッツの選び方や食べ方についてお伝えしていきます。
ピーカンナッツの選び方と種類とは？ウォールナッツの違いはなに？
ピーカンナッツの効果を高めるためには、無塩、無添加でそのままのプレーンタイプが最適です。
ピーカンナッツはまだまだ国産での栽培は少ないですが、アメリカなどで有機栽培によって作られたオーガニック商品が手頃な値段で買うことができます。
ピーカンナッツもウォールナッツもクルミ科のナッツで似ていますが、ピーカンナッツの方が苦味や渋みがなく食べやすいのが特徴です。
ピーカンナッツは生で食べられる？食べ方の注意点とは？
ピーカンナッツは生で食べられます。
生で食べることでピーカンナッツの栄養価を最大限摂取することができます。
ただし、酸化するとその効果は減少するばかりか体に悪い影響を及ぼします。
そのため、新鮮なピーカンナッツだけを食べることが重要です。
もし余ったら密封容器に入れて冷蔵庫で保存し、なるべく早めに食べてください。
まとめ
ピーカンナッツは体にうれしい抗酸化作用と不飽和脂肪酸がたっぷり含まれています。
ただ、カロリーと脂質が多いため、油断して食べていると太ることもありますから注意してください。
ピーカンナッツを食べる際に知っておくといいのは以下の3つです。
・ピーカンナッツの脂質は生活習慣病の予防や美肌効果がある
・ピーカンナッツは無添加のものを生で早めに食べるとよい
ピーカンナッツを毎日の生活に少量取り入れて、美味しく健康にすごしましょう。