きのこは低カロリーなのでいくら食べても太らないと考えるのは危険です。
きのこの食べ過ぎで太ることもあります。
こちらの記事では、
・きのこの栄養価とカロリーについて
・きのこのダイエットでの効果的な食べ方
について、野菜が大好きで野菜料理のレパートリーを増やす
のが趣味の私が解説しています。
きのこを食べすぎて太るのを心配している方は、是非参考にしてみてください。
きのこの食べ過ぎで太ることはあるのか?
きのこのダイエットは、よくある食材を食べ続けるようなダイエットではありません。
きのこを食べ過ぎたら太ることもあります。
それではどのような場合に太るのかお伝えしていきます。
きのこの食べ過ぎで太る場合①
きのこは低カロリーで知られていますが、種類によってはカロリーに差があります。
一番カロリーが少ないのはマッシュルームで15kcal、糖質も0.1gです。
逆にカロリーが高いのはえのきだけでカロリーは34kcal、糖質は3.7。
カロリー計算をしながらダイエットをされている方も多いと思いますが、きのこの種類によってカロリーに違いがあることを覚えておきましょう。
また、きのこは低カロリーではありますが、 それでもカロリーがないわけではありません。
食べればそれだけ摂取カロリーが増えていくので油断はしないでください。
きのこの食べ過ぎで太る場合②
きのこは不溶性食物繊維が豊富です。
本来、不溶性食物繊維は便秘解消に効果的と言われています。
ですが、食べすぎると便のかさが増えて腸の蠕動運動が鈍くなり、かえって便秘を悪化させることもあるのです。
便秘になると血液やリンパの流れが悪くなり、むくんだり皮下脂肪がたまりやすくなります。
さらに便秘によって胃腸の働きが鈍くなると、代謝機能が低下してやせにくい体質になってしまいますのでこの点に注意して食べてください。
きのこの食べ過ぎで太る場合③
きのこは油を吸収しやすいといった特徴があります。
天ぷらやバター炒めなど油を使った調理が多いと結果的に摂取カロリーが多くなってしまいます。
せっかく良い食材を使っても、調理によっては思わぬ結果につながる可能性がありますので気をつけてください。
きのこを食べ過ぎるとどうなる?体に悪いの?
きのこはヘルシー食材の代表格ですが、食べ過ぎは体に良くありません。
さきほども説明したように、きのこは食物繊維が豊富なため、腹痛や便秘の悪化につながる恐れがあります。
また、低カロリーだからといってきのこ中心の食生活にしてしまうと栄養が偏って必要な栄養素が不足してしまう危険があります。
きのこの1日の摂取量はどのくらいが良いのか?
きのこの1日の摂取量は50〜100g程度です。
スーパーに並んでいる1パックが大体100gですので、一袋までと覚えておくとよいでしょう。
ただ、普段から胃腸の調子が優れない人や体調不良を感じる際はうまく調節してください。
汁物にして汁だけを摂取する場合でも栄養はたくさん摂れます。
きのこに栄養はないの?栄養素やカロリーとは?
きのこは低カロリーですが、栄養がないと考えるのは間違いです。
きのこには優れた栄養素が豊富につまってます。
ここからはきのこの驚きの栄養素についてお話ししていきます。
きのこの栄養価やカロリーとは?
きのこの主な栄養価は、
・カリウム(むくみ防止)
・食物繊維(腸内環境の改善)
です。
低カロリーであるにもかかわらず、ビタミンやミネラルなどの必要不可欠な栄養素を多く含むため、とても優秀な食材と言えます。
おまけに脂肪燃焼を促進したり、血糖値の上昇を抑えるなどダイエットにうれしい成分も満載です。
また、きのこには特徴的な栄養素があるのでご紹介しておきます。
・オルニチン(疲労回復)
・ギャバ(リラックス効果)
・エリタデニン(コレステロール値を下げる)
免疫力のアップからリラックス効果まで幅広い機能を持っていることがわかります。
ダイエットだけでなく、栄養素の補充や生活習慣病の予防の点からも積極的に摂取しましょう。
きのこを加熱した場合の栄養価やカロリーとは?
きのこは生でも食べることができるマッシュルーム以外は食中毒の危険がありますので、よく加熱して食べることが重要です。
ですが、ビタミンB群などの水溶性ビタミンやカロリーは加熱することで減少します。
そのため、茹でて食べるよりは蒸し料理などで栄養素がなるべく流れ出てしまわないようにしましょう。
または汁物や鍋にして煮汁ごと食べるのがおすすめです。
きのこにはうま味成分のグルタミン酸が含まれています。
なので、きのこの出汁で美味しさもアップするのでお得です。
一方できのこに含まれているビタミンDは、脂溶性のため油と一緒に摂ると吸収率がアップします。
ビタミンDが不足していると感じるときは、炒め物や揚げ物にして食べると効率よく摂取することができますよ。
きのこは脳にいいの?
きのこに含まれる栄養素は総合的に脳の活性化をサポートする働きがあります。
きのこに含まれるビタミンDは神経伝達をサポートする働きがあり、これが不足するとうつ病や認知症になるリスクが増すと言われています。
他にも、ビタミンB1は脳にエネルギーを供給する働きがあり、グルタミン酸は脳の老化防止に効果があります。
さらに精神を安定してくれるギャバも含まれているので、集中力や持続力の向上にもつながります。
きのこのダイエットでの効果的な食べ方とは?調理法で気を付けることはなに?
低カロリーなきのこはそれだけでもダイエット効果は抜群ですが、少し工夫することでさらに効果を発揮してくれます。
ここからはキノコダイエットでの効果的な食べ方と調理法をお伝えします。
きのこのダイエットでの効果的な食べ方とは?
きのこは不溶性食物繊維が豊富なため、しっかりと噛む必要があり、その分満腹感も得られやすくなります。
大きめにカットして歯ごたえを楽しみながら噛む回数を多くするとよいでしょう。
また、ハンバーグのタネや炊き込みごはんに入れて、お肉やお米のカロリーの高い食材に置き換えてきのこを使うことで、カロリーを抑えて食事のかさ増しができるのでおすすめです。
さらに、きのこは風味がいいのでそれだけでも美味しくいただけます。
味の濃い調味料はカロリーが高く糖質も多い傾向があります。
なので、なるべくそうした調味料は使わず、きのこ本来の味を活かして食べましょう。
きのこ自体が低カロリーとはいえ、ダイエット中はなるべくヘルシーに食べることに心がけましょう。
きのこのダイエットでの効果的な食べ方で気を付けることはなに?
きのこだけでは必要な栄養素が不足しがちです。
きのこだけを中心に食べ続けるのではなく、普段の食事にきのこを取り入れましょう。
きのこはどんな食材とも相性が良く比較的安く購入できます。
短期間の極端なダイエットは避け、継続的に食べ続けることでやせにくい体を手に入れましょう。
あとは、夕食にきのこを食べると一日の総カロリーを調節したり、消化しきれなかったカロリーの脂肪の定着を抑えてくれるのでおすすめです。
まとめ
低カロリーなきのこはそれだけでもダイエット効果は抜群です。
さらにきのこのダイエット効果を発揮するために知っておくといいのは以下の3つです。
・きのこは汁物や鍋にして煮汁ごと食べるのがおすすめ
・きのこは普段の食事に取り入れて継続的に食べるのが良い
きのこはダイエットだけでなく、栄養素の補充や生活習慣病の予防の点からも積極的に摂取したい食材です。
是非普段の食事にきのこを取り入れてくださいね。