白菜を生で食べてしまったら危険?食べ方の注意点や保存方法など徹底調査‼

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白菜を生で食べたことで健康被害にあったという話を聞いたことはないと思います。

ですが、白菜を生で食べる際は、新鮮なものを適量だけ食べるのが大切です。

こちらの記事では、

・白菜の生が危険でお腹を壊すと言われている理由
・白菜の生と加熱した際の栄養価とメリットについて
・白菜の生の食べ方と注意点や保存方法

について、野菜が大好きで野菜料理のレパートリーを増やすのが趣味の私が解説しています。

白菜を生で食べるのが怖いと思っている人や、白菜を生で食べられるかわからないと思っている人は、是非参考にしてみてください。

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白菜の生が危険でお腹を壊すと言われているのはなぜ?

 
白菜には毒性はありませんが、白菜の生を食べすぎると危険だと言われます。

では、白菜のどのような成分が危険になるのか見ていきましょう。

白菜を生で食べてしまったらなぜ危険と言われているのか?

白菜はキャベツやブロッコリーと同じアブラナ科の野菜で、ミロシナーゼという辛み成分が含まれています。

ミロシナーゼは、過剰に摂取すると甲状腺ホルモンの分泌に必要なヨウ素の吸収が阻害され、甲状腺ホルモンのバランスがくずれます。

すると腹痛や下痢、疲れやすくなったり、呼吸不全になる可能性があります。

白菜の生を大量に食べ続けて昏睡状態になった例もあるそうですので、食べすぎには注意が必要です。

次に、白菜には不溶性食物繊維が多く含まれます。

不溶性食物繊維は、腸内の水分を吸収し便の量を多くすることで便秘の解消をしてくれます。

ですが、便の量が多くなりすぎると便が詰まって排泄しづらくなり、お腹がはって便秘が悪化することがあるのです。

また、白菜を生で食べることにより消化や吸収がスムーズにされにくくなるため、一度にたくさん食べるとお腹が痛くなったり吐き気などの不調がでてきますので気をつけてください。

白菜を生で食べてしまったら下痢や腹痛にはならない?

白菜は土に接した状態で成長するため、土や堆肥に含まれる細菌がついている恐れがあります。

つまり、食中毒の原因となる細菌がついている可能性があるのです。

また、白菜は害虫が付きやすいため農薬が多く使われる傾向があります。

このようなことが原因で下痢や腹痛になることがあるでしょう。

生食する際は食中毒や残留農薬の可能性を認識して、しっかりと洗ってから食べるようにしてくださいね。

白菜は生は体に悪いものではないの?

白菜は体に悪いどころか、死亡リスクを減らすと言われています。

白菜に含まれる辛み成分のミロシナーゼは、過剰に摂取すると甲状腺ホルモンのバランスがくずれて体に悪影響が出るとお伝えしました。

これはあくまで大量に長期間摂取した場合です。

このミロシナーゼは、抗菌、抗炎症、抗酸化の作用があり、がんや動脈硬化を予防し、さらに免疫力もアップしてくれます。

メリットの方が大きいですよね。

白菜の一日の摂取量の目安は200gと言われています。

適量を美味しく食べて健康促進に役立ててください。

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白菜の生と加熱した時の違いとは?栄養価が高いのはどっち?

 
白菜に含まれているがんや動脈硬化を予防してくれるミロシナーゼは、加熱すると壊れてなくなってしまいます。

では、白菜に含まれる他の栄養素も生と加熱した時に違いがあるのか、また栄養価が高いのはどちらか見ていきましょう。

白菜の生の栄養価とは?

白菜のおもな栄養価は、

・ビタミンC(美肌効果、免疫力アップ、風邪予防)
・カリウム(高血圧、むくみの予防)
・カルシウム(骨粗しょう症の予防)
・食物繊維(便秘解消)

です。

特に食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のどちらも含まれているため、腸内環境の改善に優れています。

これらの白菜の栄養素は水溶性のものが多いので、加熱することで逃げてしまいます。

白菜の栄養価を逃がしたくないなら生食が断然おすすめです。

白菜を加熱した場合の栄養価とは?

白菜を鍋にして食べるという人も多いと思います。

白菜を生で食べる量には限度がありますが、加熱することで比較的多くの量を食べることができます。

白菜の水溶性の栄養素も鍋にして汁ごと食べれば一緒に摂取することができますから理にかなっていますね。

加熱して汁ごとたくさん食べて、たくさん栄養素を取り込みましょう。

また、甲状腺ホルモンのバランスを崩すと言われるミロシナーゼは、加熱することで壊れますから、食べすぎると危険といった心配はなくなります。

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白菜の生の食べ方と注意点や保存方法とは?

 
白菜はあっさりとくせがない野菜です。

そうすると、下処理もいらないのでは、と思いますが、実際はどうかチェックしてみましょう。

白菜を生で食べる時の食べ方とは?

白菜は強いアクがあるわけではないので下処理なしでも生で美味しく食べれます。

特に甘みや旨味、栄養素をたっぷり含んでいる中心部は、葉も柔らかいため生食に適しています。

雑菌や残留農薬が気になる場合は塩もみをすると良いです。

こうすることで洗って落ちなかった残留農薬を抜くことができます。

さらに塩でもむことで水分が抜けて味もしみ込みやすくなりますよ。

また、白菜のシャキシャキ感を楽しみたい方は、カットした白菜にお湯をさっとかけるとみずみずしくなるのでおすすめです。

白菜を生で食べる時の注意点は?下処理なしは危険なの?

白菜を生で食べる時は、新鮮なものを選ぶことが重要です。

新鮮な白菜は

・重みがあり、巻きがしっかりしている
・葉が新鮮な緑、芯の切り口が白くてきれい

ですので、注意して選んでくださいね。

また、このようになってしまうと傷んでいる証拠ですから生で食べるのはやめましょう。

・葉っぱがしおれている
・切り口や芯の部分が茶色になっている

白菜は下処理なしでも美味しく食べれます。

ですが、汚れや虫がついていることがありますので、一枚づつしっかり洗ってくださいね。

白菜を生で調理した時の保存方法や賞味期限とは?

白菜を冷蔵庫で保存する場合は、全体を新聞で包み、立てて保存します。

白菜を丸ごと冷蔵庫で保存するにはちょっと無理があるといった場合は、寒い季節であれば常温での保存も可能です。

玄関やベランダなど直射日光が当たらない涼しい場所で、同じように立てて保存しましょう。

保存期間は2〜3週間です。

カットした白菜を保存する場合は、芯を切り落とし、カットした断面を水で濡らしたキッチンペーパーで覆って全体をラップで包みます。

切り口を下にして野菜室で保存してくださいね。

冷凍保存は、白菜は水分が多い野菜のため食感が変わって生食には向きません。

冷凍保存をする場合は、ザク切りにしてしっかりと水気をとってから保存袋へ平らに並べて保存します。

冷凍保存の保存期間は1カ月です。

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まとめ

 
白菜の生食は適量を食べるとさまざまな健康促進に役立ちます。

また、白菜を生で食べる際に知っておくといいのは、以下の3つです。

・過剰に摂取すると体に悪影響が出る
・強いアクがあるわけではないので下処理なしでも生で美味しく食べれる
・生食には食中毒や残留農薬の可能性があるため、しっかりと洗ってから食べる

白菜は、加熱して食べるイメージが強いかもしれません。

しかし、サラダや和え物など生で美味しく食べられるレパートリーも多いです。

是非、白菜の生食を楽しんでください。