キャベツの生は危険でお腹を壊す?食べ方の注意点や保存方法など徹底調査‼

スポンサーリンク

キャベツは幅広い料理に使えて便利な食材です。

サラダや添え物として食べることが多いことからも、キャベツは生で食べれますよ。

ただ、キャベツを一玉買うとかなりのボリュームがありますが、キャベツを食べすぎてお腹を壊す危険はないのでしょうか。

また、一度に使い切れなかったキャベツはいつまで生で食べることができるのでしょうか。

こちらの記事では、

・キャベツの生が危険でお腹を壊すと言われている理由
・キャベツの生と加熱した際の栄養価とメリット
・キャベツの生の食べ方と注意点や保存方法

について、野菜が大好きで野菜料理のレパートリーを増やすのが趣味の私が解説しています。

キャベツを生で食べることに不安を感じている人は、是非参考にしてみてくださいね。

スポンサーリンク

キャベツの生が危険でお腹を壊すと言われているのはなぜ?

 
生のキャベツは千切りにして添え物として食べる機会も多いですが、一方で体に悪いと言われることもあります。

生のキャベツはシャキシャキと歯ごたえも良く身体にいいイメージですが、健康上のリスクがあるのでしょうか。

キャベツの生が危険でお腹を壊すと言われている理由を調べてみました。

キャベツの生が危険でお腹を壊すと言われている理由とは?

まずキャベツは食物繊維が豊富です。

適度な食物繊維はお通じの改善に良い働きをしてくれますが、キャベツに含まれる不溶性食物繊維は、水分を吸収しやすく便を硬くします。

そのため大量に摂取すると便秘が悪化したり、逆に消化不良により下痢を起こすことがあります。

また、キャベツには気になる成分も含まれています。

いわゆる食べ物のアクの素となる成分でシュウ酸です。

シュウ酸を含む野菜としてはほうれん草やタケノコが有名ですが、キャベツも一定量含まれています。

シュウ酸はカルシウムと結合しやすく腎臓で結晶化し尿路結石となることがあり、脇腹から下腹部にかけて突然激しい痛みを伴うこともあるので注意が必要です。

キャベツは生で食べても大丈夫なの?下痢や腹痛にはならない?

キャベツは生で食べても大丈夫です。

キャベツの不溶性食物繊維は摂りすぎて下痢や腹痛になることがありますが、日常食べる量でその心配はありません。

ちなみにキャベツの適量とは、一日230g程度(1/4個弱)です。

適切に食べて腸内環境を改善するメリットの方が大きいと言えるでしょう。

キャベツの生はよくないの?発がん性があるってホント?

確かにキャベツは発がん物質を持っています。

でも安心してください。

含有量は微量で、食べると必ずがんが発生するということではありません。

実はキャベツに限らず発がん物質を持っている野菜や果物は、セロリやフキ、パセリやリンゴなどたくさんあるのです。

要は同じ食品を大量に食べ続けないことが重要です。

生のキャベツを毎日2玉くらい食べ続けるとリスクがあるかもしれませんが、まずそんな心配はありませんよね。

逆に、キャベツにはがんの予防効果があると言われている酵素も豊富に含まれています。

大根などの辛み成分としても知られていますが、その辛みは体内で異常化が進む細胞を見つけて増殖を抑えてくれるというのです。

毎日の食事にキャベツを上手に取り入れることで健康に過ごせそうですね。

スポンサーリンク

キャベツは生と加熱どっちがメリットがあって栄養価が高いの?

 
キャベツは幅広い料理に使えて便利ですよね。

生でも食べても加熱しても美味しいですが、栄養的にはどちらがメリットがあるのでしょうか。

キャベツの生と加熱の栄養価の違いを見てみましょう。

キャベツの生の栄養価とメリットは?

キャベツにはビタミンCをはじめ、カリウム、食物繊維、葉酸といったたくさんの栄養素が含まれています。

特に注目すべきは、キャベジン(ビタミンU)という成分で、胃の粘膜を保護したり胃もたれを軽減する働きをします。

キャベジンは市販の胃薬の名前にもなっていますね。

そういえば、とんかつのように揚げ物にはキャベツの千切りが添えられるのが定番ですが、ちゃんと理由があったのですね。

キャベツ特有の貴重な栄養があることがわかりましたが、これらの栄養素は熱で壊れやすく水に溶けやすかったりします。

キャベツの栄養をしっかり摂取するためには、やはり生で食べるのがおすすめです。

キャベツを加熱した場合の栄養価とメリットは?

先ほども述べたようにキャベツは加熱することで栄養が失われやすいのですが、

加熱することで吸収率があがる栄養素もありますよ。

カルシウムの吸収を助けるビタミンKや抗酸化作用があるβカロテンは脂溶性のため、油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。

野菜炒めにキャベツを使う理由はこんなところもあったのですね。

また、水に溶けやすいビタミンCや葉酸は、お鍋やシチューなどにして汁ごと摂取することで取り入れることができますよ。

スポンサーリンク

キャベツの生の食べ方と注意点や保存方法とは?

 
キャベツは生で食べることで貴重な栄養をしっかり摂取できることがわかりましたが、食べ方や調理上で注意することはないのでしょうか。

また、キャベツは一度に使い切ることも少ないため保存方法も気になりますね。

一度に使い切れなかったキャベツはいつまで生で食べれるのでしょうか。

キャベツの生の食べ方と注意点や保存方法をみてみましょう。

キャベツを生で食べる時の食べ方とは?

キャベツには尿路結石の原因となるシュウ酸が含まれているとお伝えしました。

尿路結石は突然激痛に襲われることで知られており、私などはいつかなったらどうしようとビクビクしています。

できるだけ体内に入るリスクを下げたいものです。

実はシュウ酸は水に溶けやすい性質があり、15分程度水にさらすことで約30%のシュウ酸を減少させることができます。

たったこれだけで減らせるのであれば是非実践したいですね。

また、カルシウムと積極的に組み合わせて食べると、腸の中でカルシウムとシュウ酸が結合し、便と一緒に排泄してくれるそうです。

鰹節やチーズを上手に使って食べると良さそうですね。

キャベツを生で食べる時の注意点は?

キャベツを生で食べる時はしっかり洗いましょう。

汚れや残留農薬が気になる場合は、外側の葉だけ1枚剥がして調理するのもいいでしょう。

また、キャベツは丸ごと一玉買ってもすぐに使い切ることが難しいため、傷んだキャベツを食べてしまったり、調理の仕方が悪くて食中毒になる危険が大きいと言えます。

キャベツの千切りなど、まな板や包丁などの調理器具を使う場合は、肉や魚などの細菌が移ったり調理器具の雑菌がついたりすることがあります。

流水でよく洗った後は清潔な調理器具を使って調理をしましょう。

そして調理した後は冷蔵保存し、長時間室内に放置しないようにしましょう。

菌をつけない、増やさないといった心がけが大切です。

キャベツを生で調理した時の保存方法や賞味期限は?

キャベツを1/2や1/4にカットして保存する場合、切り口から酸化が始まります。

そのため切り口を濡らしたキッチンペーパーで覆い、ポリ袋等に入れて冷蔵します。

切り口を下向きにすると乾燥を防ぎやすくなりますよ。

その場合の賞味期限は1週間〜2週間です。

千切りやざく切りにしたキャベツはさらに傷みやすいため、冷凍保存がおすすめです。

しっかり水気を切ってから保存袋に入れ、平らにして空気を抜いてから冷凍しましょう。

冷凍した場合の賞味期限は1ヶ月です。

ただし千切りにした場合、どうしてもキャベツのシャキシャキ感は失われます。

そのまま食べるというよりはオリーブオイルやゴマ油を使ってドレッシングで和えるとおいしくいただけますよ。

スポンサーリンク

まとめ

 
キャベツは生で食べることができ、栄養価も高く幅広い料理に使えます。

ただ、食べすぎると思わぬところでリスクがありますので、毎日の食事にキャベツを上手に取り入れることで健康に過ごしましょう。

キャベツを生で食べる際に知っておくといいのは、以下の3つです。

・キャベツを食べすぎて下痢や腹痛になることがあるが、日常食べる量では心配ない。
・キャベツ特有の貴重な栄養は熱に弱く水に溶けやすいため生で食べるのがおすすめ。
・キャベツに含まれるシュウ酸は水にさらすことで減少させることができる。

キャベツを生で食べるのを不安に思っている人や、食べ方に気をつけたい人は、是非参考にしてみてくださいね。