豚タンは体に悪い?太るのか牛タンとの違いも調査!!

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焼肉屋さんで牛タンの他に豚タンというものを取り扱うお店も増えてきましたが、

『豚タンって体に悪いのかな?』
『牛タンとの違いはなんだろう?』

と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ですが、豚タンは体に悪いものではありません!

そして、豚タンは牛タンよりも低カロリーと言われています。

この記事では

・豚タンが体に悪いと言われている理由
・豚タンのプリン体、カロリー、脂質、タンパク質量
・豚タンは生で食べていいのかどうか
・豚タンを妊婦さんや子どもが食べてもよいのかどうか

ということをわかりやすく解説しています!

豚タンが気になっているけれど、豚タンがどのようなものなのかがわからず心配な方に役に立つ内容となっています。

ぜひ、参考にしてみてください!

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豚タンが体に悪いと言われている理由とは?

 
豚タンが体に悪いと言われている主な理由は、脂質が高いことです。

しかし、牛タンに比べると低脂質になっているため牛タンよりは豚タンの方がヘルシーと言えます。

脂質の高さ以外で豚タンが体に悪いと言われる理由を考えると生で食べてはいけないということが挙げられます。

牛肉はローストビーフやレアステーキなどが飲食店で提供されていますが、豚肉を生で提供する飲食店はありませんよね!

これは、お肉についている細菌の違いによるものです。

豚タンはしっかり焼いて食べることが重要です!


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豚タンを刺しで食べても大丈夫?生で食べたらどうなる?

豚タンを刺しで食べる場合は、しっかりと火を通したものを食べましょう。

生もしくは生焼け状態の豚肉を食べると、食中毒を起こす場合があるからです。

豚肉には「サルモネラ属菌」や「カンピロバクター」という細菌が付着しており、しっかりと加熱していない豚肉を食べるとこれらの菌による食中毒のリスクがあります。

豚肉を食べる場合は「刺し」「焼肉」いずれの場合でも中央までしっかりと加熱して食べることが大切です。

豚タンにはプリン体が多いの?

豚タンのプリン体は多くはありません。

ですが少ないとも言えません。

まず、プリン体の数値の基準からお話ししますが、プリン体は100gあたりの含有量が

50mg以下  :極めて少ない
51〜100mg :少ない
200〜300mg:多い
300mg以上 :極めて多い

と言われています。

日本痛風・尿酸核酸学会が発行している「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」には「生活指導」という項目があり、その中の食事療法で「1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限」が示されています。

摂取制限が400mgですので、300mg以上のプリン体を含む食べ物が「極めて多い」と言われるのも納得ですよね。

肝心の豚タンのプリン体ですが、食品成分表2018の数値によると、

豚タンのプリン体は100g あたり「104.0mg」でした。

少ないという基準は超えていますが、多い基準には入っていません。

また、牛タンのプリン体は100gあたり90.4mgとなっているため、牛タンに比べると豚タンの方がプリン体は多いです。

豚タン100gというのは大体7〜8枚程度ですので、プリン体を気にされる方は食べ過ぎには注意した方がよいかもしれません!


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豚タンを妊娠中に食べても大丈夫?

豚タンを妊婦さんが食べても大丈夫です。

ただし

・しっかり中まで火を通す
・高脂質なため、食べ過ぎないようにする

この2点を守る必要があります。

妊娠中にお肉を食べる際に注意しなければいけない理由は、お肉に寄生していると言われる「トキソプラズマ」という寄生虫です。

加熱不十分なお肉を食べた際にこのトキソプラズマに感染しやすいと言われています。

そのため、妊娠中にお肉を食べる際はよく加熱し、中まできちんと火を通さなければいけません。

このトキソプラズマは、健康な人が感染してもほとんどが無症状なのですが、妊娠中に感染して赤ちゃんにまで感染が及ぶと、赤ちゃんの眼や脳に障害がでてしまう恐れがあるのです。

また、妊娠中はしっかりと体重の管理をすることが大切です。

豚タンは高タンパク、高脂質な部位です。

食べ過ぎは胃痛や下痢などの消化不良を引き起こす場合もありますし、体重増加にも繋がってしまいます。

食べる際はゆっくりとよく噛んで、食べ過ぎには気をつけましょう。

豚タンは何歳から子供は食べることができる?

豚タンを子供が食べるには2歳以降くらいからが目安となります。

なぜ2歳からかと言うと、歯の役割が関わってくるためです。

子供も大人も前歯と奥歯を持ち、前歯は「ちぎる」奥歯は「すりつぶす・噛む」という役割があります。

奥歯で物を噛むという行為ができるようになるのは1歳8ヶ月ごろからとされていますが、奥歯が全て生え揃うのは2歳6ヶ月〜3歳6ヶ月ごろとなっています。

そのため、焼いた肉などの硬いものは2歳以降が目安となっているんですね!

豚タンは太るの?太らないの?どっち

 
豚タンは食べ過ぎれば当然太ります!

豚タンは豚の肉の中では、比較的「低カロリー」です。

体を構成するために必要なタンパク質が多いのでダイエット中の食材に良いとも
考えられるのですが、脂質も高いので摂りすぎには注意する必要があります!

目安としては1日50g〜100g(4枚〜8枚程度)に抑えることでちょうどいいくらいの量です。

また、豚タンを食べる際は食べ過ぎを防ぐために

・よく噛んで食べること(噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを抑制します)
・豚タン以外のサラダや汁物も合わせてバランスよく食べること

などを意識してみましょう!

豚タンのカロリーや脂質、タンパク質量は?

豚タンは100gあたり221kcal、脂質16.3g、タンパク質15.9gです。

豚肉の部位(ヒレ・モモ・ロース・バラ)と比べると、ヒレの次にカロリーが低い部位です。

脂質が16.3gとなってますが、成人の脂質の1日摂取量は1日50gくらいが目安となっています。

そのため豚タンを100g食べるだけで1日の目安の33%近くを摂ってしまうことになります。

食べ過ぎには注意した方が良いことがわかりますね!

豚タンの栄養素は?

豚タンの栄養素は、「タンパク質・ビタミンB1」が特徴として挙げられます。

豚肉の栄養素として有名な2つですので、豚肉の1種であるタンもこの特徴を持っています。

タンパク質は「筋肉を作る・維持する」という点で必要になってくる栄養素です。

人が生きていく上で必要な栄養素ですので、タンパク質をしっかりと摂ることができるのは大変いいことですね!

ビタミンB1は、糖(炭水化物)の代謝に関わるビタミンです。

もう少し詳しく言うと、糖がエネルギーへと変わる時に働くビタミンです。

ビタミンB1が不足すると糖質がエネルギーに変わりづらくなるとも言われており、糖の代謝に欠かせない栄養素です。

このビタミンB1をしっかり摂ることができるというのも、良いことですね!

豚タンと牛タンの違いを比較

牛タンは100gあたり356kcal、脂質31.8g、タンパク質15gです。

豚タンは100gあたり221kcal、脂質16.3g、タンパク質15.9gなので、カロリー、脂質において牛タンよりも豚タンのほうがヘルシーと言えますね!

タンパク質量は1g程度の差ですが、カロリーや脂質の差を考えると

牛タンよりも豚タンの方が効率よくタンパク質を摂ることができると考えて良さそうです。

豚タンの味はまずいし美味しくないの?

 
ネットで調べてみたところ、

・牛タンよりも豚タンの方があっさりしていて好き!
・牛タンは肉質が硬めだが、豚タンは肉質が柔らかいので食べやすい

といった意見が多くみられました。

値段も牛タンの半分程度とコスパがいいところも高評価でした。

旨みの部分では牛タンの方に軍配があがりますが、柔らかさやヘルシーさを求める方には豚タンがオススメです!

豚タンは下処理が大切なの?

豚タンは下処理が大切です。

焼肉屋さんなどではすでに下処理がされているため焼くだけでおいしく食べられます。

ですが、自宅で食べる際は丁寧に血抜きなどの下処理をしないと臭みの原因になります。

下処理の方法ですが、

①豚タンのブロックをキッチンペーパーにのせて、水気をしっかりと拭き取る

②根元が左側になるように置いたら、根元の筋を削いで取り除く

③包丁を斜めにあてて削ぐように、食べやすい大きさに切る

焼肉や炒め物にする場合は、5mmほどの厚さにカットするのがおすすめです!

豚タンの美味しい焼き方や食べ方とは?

豚タンをフライパンで焼く場合は、油を薄くひいてそのまま焼くだけです!

味付けはシンプルに塩コショウがオススメです。

堅さが気になる方は、フライパンに蓋をして蒸し焼きにすることで柔らかくなります。

焼肉屋さんなどの網で焼く場合は、薄く切ってあるものが多いためすぐに火が通ります。

そのため、網において少し火が通ったら、素早くひっくり返しましょう。

素早くひっくり返すことで網にくっつかず、綺麗に返すことができますよ!

豚タンは良く焼くの?何分焼く?

豚タンはよく焼いて食べましょう。

その理由は食中毒菌や寄生虫の恐れがあるためです。

何分焼くか、というのは豚タンの厚さにもよるのでこれといった目安は出せないのですが、

私がひっくり返す際の目安としているのはお肉に血が浮いてきたタイミングです!

お肉の外側が白っぽく、血が浮いてきたタイミングでひっくり返すと良い焼き加減になっていることが多いです。

お肉を焼くときはぜひお肉のことをしっかり見て焼いてくださいね!

豚タンを焼いても赤い場合は?

焼いても赤いままの場合は厚生労働省が出している基準である、

63℃の熱で30分以上もしくは75℃の熱で1分以上

加熱したかどうかで判断しましょう!

お肉の赤い色は「ミオグロビン」という色素が関係しているのですが、これが鉄などと結びつき、その鉄が参加することで茶色くなるんですね。

ですが、「未変性ミオグロビン」という鉄と結びついてもその鉄を参加させないミオグロビンもあるのです。

この未変性ミオグロビンは塩漬けされたお肉や、加工食肉製品などに含まれていることが多いです。

そのため、豚肉の下味などで塩麹などが使われているといくら加熱しても赤い色から変わらないということがあります。

生焼けか心配になった場合は63℃の熱で30分以上もしくは75℃の熱で1分以上加熱したかどうかで判断しましょう。

食品用温度計や中心温度計といった機械があるなら、それを用いるとより安心ですね!

まとめ

 
豚タンは牛タンより低カロリーでコスパも良いと言われています。

また、豚タンは牛タンや他の豚の部位と比較すると低カロリーですが、それでも脂質は多いです。

豚タンの調理方法はシンプルにフライパンで焼くだけでおいしく仕上がります。

ですが、豚タンに限らず豚肉は細菌や寄生虫が付いていることがあるため、しっかりと加熱しましょう!

お肉の色素によっては加熱しても赤いままのことがあるが、厚生労働省の基準で判断するようにしてください。

豚タンを食べる時のポイントは

①食べ過ぎには注意する
②しっかりと加熱する

この2つを守って、ぜひ豚タンを楽しんでみてくださいね!