お墓参りのマナーはありますが実はお墓参りをする時間帯についてのマナーはありません。
しかし、出来るだけ夕方の遅い時間や夜は避けた方が良いです。
そんなことを言われてもお墓の場所が遠くてその場所に着くのが夜になってしまう場合もありますよね。
そこで今回は
・お墓参りは夜に行くのではなく午前中に行くのがベスト!
・お墓参りのマナーや作法についての豆知識
についてつい昨年まで夜にお墓参りをしに行っていた私が解説していきます。
今まで夜にお墓参りをしていた方やこれから夜にお墓参りに行こうとお考えの方の役に立つ思いますので、是非参考にしてください。
夜のお墓参りを出来るだけ避けるべき理由とは?
いつでもお墓参りはできますが、昔ながらの霊園や墓地には照明が無いところも多いので、暗くなったら日を改めたほうがいいでしょう。
霊園によっては閉園時間が決められているところもあるので、事前に調べておくことも大事です。
昔は夜になると魑魅魍魎(ちみもうりょう)が出るから、お寺やお墓には行ってはいけないと言われていました。

魑魅魍魎(ちみもうりょう)ってなに?
オレ聞いたことないぞ!

魑魅魍魎っていうのはね、お化けや妖怪のことなんだよ。
昔の人たちはお化けを信じていたんだね
墓地は石段や砂利道など、足元に気を付けないと転んでケガをしてしまう危険があります。
街灯の無かった昔は、今よりずっと暗かったはず。
転んで打ちどころが悪かったら大変なことになったことでしょう。
お化けや妖怪が出るから、夜はお墓参りをしてはいけないというのは、そうならないための知恵だったのかもしれませんね。
お墓参りは夜に行くのではなく午前中に行くのがベスト!
お墓参りは、できれば夜ではなく午前中に行くのがベストです。
でも、遠くに住んでいたり、どうしても時間が取れなかったりと、人によって事情は様々ですよね。

オレの実家は遠いから、いつも夕方にお墓参りをしているよ。
でも親がもっと早く来い!
ってうるさいんだ。

ご両親は、たいよう君とゆっくりしたいんじゃないかな?
お墓参りをする時間を逆算して家を出発したり、実家に一泊して翌朝にお墓参りをするとか、自分の都合に合わせて計画すると良いのではないでしょうか?
いつお参りしたら良いかと時間に神経質になるより、故人やご先祖様にあなたの気持ちを伝え、真心を込めてお参りすることのほうがずっと大事なことですよね。
お墓参りのマナーや作法についての豆知識
お墓参りのマナーや作法の豆知識①実は特に決まりなどは決まっていない
お墓参りのマナーとして、「こうでなければならない」というものはありません。
一般的なお墓参りのマナーとしては、お線香、お花、お水、供物(故人の好物や季節の果物など)をお供えして供養します。

お墓参りには何を着ていこっかなー♪
アロハシャツなんかどうかな?

ぶっぶー!
それはやめておいた方がいいと思うよ
服装については、派手なデザインは避け、地味めの普段着で十分です。
お墓の掃除をする場合もあるので、おしゃれをしていく必要はありません。
ただし、お坊さんを呼んで回忌法要などをする場合は、礼服や黒のスーツを着用します。
時間についてのマナーはありませんが、常識的に考えて、真夜中などはお墓参りをすべきではないですね。
時間にこだわるあまり、なかなかお墓参りができないというのでは困りますよね。
それよりも心をこめてお参りすることの方が大切だと思います。
お墓参りのマナーや作法の豆知識②ついで参りはタブー
何かの用事のついでにお墓参りをしてはいけませんよ。
これはタブーです。
たとえば、誰かのお見舞いの「ついでに」…とか、たまたま近くに用事があったから「ついでに」…なんてのは絶対にダメ!
お墓参りは、故人やご先祖さまとゆっくり向き合う日なので、十分時間を作ってお参りしたほうが、ご先祖さまも喜んでくださると思いますよ。
お正月に実家に帰ったときに、お墓参りをする場合もあるようですね。
そんなときは、神社の初詣でとは日付を分けたほうが良いでしょう。
どうしても日を分けられないときは、神社の初詣での後に、お墓参りをしたほうがいいですね。
なぜかというと、神社の神様は穢れ(けがれ)を嫌うといわれているためです。
お正月でなくても、お墓参りをした後に神社へお参りに行くのはタブーなので、覚えておきましょう。
お墓参りのマナーや作法の豆知識③お墓参りは心を込めて
故人やご先祖様に、日ごろの感謝や近況報告などをするといいですね。
美しい花や好物だったお菓子や季節の果物などをお供えして供養をします。
きっと喜んでくださいますよ。

ご先祖さまと一緒に、飲んだり食べたりすると、とても喜んでくださるんだよ

オレ、ご馳走をたくさん作って持っていこうっと!
お墓参りのマナーや作法の豆知識④六曜は気にしなくても大丈夫
六曜とは、「大安」とか「仏滅」とか暦に書いてあるアレです!
お祝い事なら大安や友引が良いけど、お葬式を友引に行なっては駄目って、聞いたことあるでしょう? そう、ソレです。

オレ、知ってるぞ!
結婚式は大安がいいんだよね!

おっ!
よく知っているね。
感心、感心
なかには六曜をとても気にする人がいますが、気にし過ぎていては何もできなくなるし、どこにも行けなくなってしまいますよね。
お墓参りに六曜は関係ないので、心配しなくても大丈夫ですよ。
六曜を気にせず安心して、お墓参りをしてくださいね。
まとめ
お墓参りに行く時間について、以下にまとめましたので、参考になさってくださいね。
・お墓参りに決まった時間帯はないので、無理をしない
いちばん大切なのは、あなたの「気持ち」です。
故人やご先祖さまに、好物や花をお供えして、心をこめて日ごろの感謝の気持ちを伝えましょうね。

お墓参りは、思い立ったときに、いつでも自由に行って良いんだよ。

そうだよね。
もっと気軽に行ったほうが、ご先祖さまも喜んでくれるよね!
お盆やお彼岸、ご命日のお墓参りも大切ですが、「行きたい!」と思ったときに行くことも大切なことなんですね。
あまりかたく考えないで、故人やご先祖様に会いにいきましょうね。
きっと喜んでくださいますよ!